2008年06月03日

京阪中之島線 開業へ向け準備着々

京阪電鉄の新路線「中之島線」が今年10月19日に開業するのに向け、工事や準備が着々と進んでいます。

080528_京阪中之島線 開業PRステッカー
▲車両扉横に掲出されている開業PRステッカー。

●トンネルの先が見えた!
京阪本線から中之島線に分岐する天満橋駅では、中之島線のトンネルの先を柵のすき間から見ることができます。昨年3月に取材した際にはまだここは壁になっていましたが、中之島線全線のトンネルが昨年10月に貫通したことにより、現在ではトンネルが姿を現しています。また、今年3月には全線のレール敷設が完了しており、トンネルの先にレールがつながっていることも確認できます。8月には試運転が始まる予定になっています。

ちなみに、この中之島線トンネルにつながる1・2番線は現在、天満橋駅折り返し列車用に使われていますが、元々は淀屋橋方面につながっていた線路です。中之島線工事に際し、折り返し線だった3・4番線の先の壁を破って、淀屋橋方面につなぎ換えたうえで、1・2番線が中之島方面に接続されました。

080527_京阪天満橋駅・中之島線のトンネル
▲天満橋駅折り返し線の先につながる中之島線のトンネル。

080527_京阪天満橋駅・中之島線のトンネル
▲すき間からレールが右へカーブしているのが見える。

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▲昨春の同じ場所の様子。当時はまだ壁でふさがれていた(2007年3月撮影)。


●新塗色車両が運行開始

080528_新塗色の7200系
▲新塗色に塗り替えられ営業運転を開始した7200系。守口市駅にて。

中之島線開業へ向け、京阪線全車両の塗色が変更されることが今年4月発表されました。そしてこの度、その第1編成の塗装が完了し、5月23日から営業運転を開始しました。営業運転を始めたのは、一般車両の7200系。一般車両のデザインは、京阪の伝統色である緑色を残しながら下半分に白色を新たに取り入れたデザイン。6月下旬には、黄色と赤色を反転させた新特急色の8000系も営業運転を開始するとのことです。

さらには、新たに中之島線直通優等列車を示す第3のカラーが登場。水都大阪をイメージした紺色と白色の新型車両3000系(従来の3000系は8000系に編入)が中之島線開業に合わせてデビューすることになっています。

各デザインとも共通して、従来とは逆に上部に濃い色を配しているのが特徴。これは車両をよりスマートに見せるためとのことです。また、京阪伝統のツートーンカラーをベースにしていますが、間に細い帯を加えることで下から上へのグラデーションによる上昇感を生み出しているということです。2012年までに全車両の塗装変更を完了する予定になっています。


●すでに「中之島線方面」の表示が・・

070329_枚方市駅
▲「中之島線方面」の文字が浮かび上がっている枚方市駅の案内表示(2007年3月撮影)。

中之島線開業へ向け、駅名票など駅の各種表示のデザインが順次新しいものに変更されていますが、枚方市駅ホームではすでに「中之島線方面」との表記が準備されているのを確認できます。これを確認できたのは開業1年半以上も前の昨年3月のことです。表記の上は現行表記のシールで覆われ、これをはがせば開業後の表記になるようになっています。

070329_中之島高速鉄道工事
▲天満橋駅付近の中之島線工事の様子。左後方の白い建物は天満橋駅ビル(2007年3月撮影)。


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2008年06月02日

【東京遠征レポ】メトロに乗り入れたロマンスカー

今春の東京遠征取材において、3月15日から運行を開始した東京メトロ千代田線発着の小田急ロマンスカーを大手町駅で見てきました。

080404_小田急MSE60000形・大手町駅にて
▲ロマンスカー特有の流線形を保ちつつ、地下鉄対応に必要な貫通扉もうまく設けられているMSE60000形。大手町駅発(20:33)本厚木ゆき「メトロホームウェイ41号」。大手町駅にて。

小田急線と東京メトロ千代田線は1978年(昭和53年)から相互直通運転を行っていましたが、ロマンスカーが地下鉄に乗り入れるのは今回が初めて。座席指定の特急が地下鉄を走るのは国内で初めてのことです。

080404_小田急MSE60000形・大手町駅にて

車両は地下鉄乗り入れ用に開発された小田急の新型ロマンスカー60000形「MSE」(マルチ・スーパー・エクスプレス)が投入されました。平日は東京と神奈川県の本厚木方面を結ぶ通勤列車「メトロさがみ」(上り)、「メトロホームウェイ」(下り)として運行。土休日は東京と箱根を結ぶ観光列車「メトロはこね」や「メトロさがみ」などとして運行されています。千代田線内の停車駅は、北千住、大手町、霞ケ関、表参道の4駅。小田急線との境界駅・代々木上原には、乗降扱いはないものの乗務員交代のため停車します。

080404_小田急MSE60000形・大手町駅にて

さらには、年間30日(土休日)程度、東京メトロ有楽町線にも乗り入れる臨時特急「ベイリゾート」が走ります。これは通常の千代田線発着ロマンスカーの行先を変更して走るもの。有楽町線内の停車駅は豊洲、新木場です。有楽町線へは千代田線霞ヶ関駅−有楽町線桜田門駅間の連絡線を使用して乗り入れ。この際には霞ヶ関駅(乗降扱いなし)においてスイッチバックが行われますので、これは注目のシーンです。また、千代田線乗り入れの北千住駅発着列車が折り返す綾瀬駅でのJR特急との顔合わせも注目です。


【動画】MSE60000形「メトロホームウェイ」の大手町駅発車シーンを映像で・・



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2008年05月25日

【横浜遠征レポ】横浜地下鉄グリーライン開業

先日の遠征取材において、東京の日暮里・舎人ライナーに続いては、同じく3月30日に開業した横浜市営地下鉄グリーンラインを見てきました。

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▲リニアモーター推進方式で走るグリーンラインの10000形。

080405_グリーンライン3月30日開業 グリーンラインは、横浜市営地下鉄で2つ目の路線。今回、中山−日吉間(13.0km、10駅)が開業しました。開業に際し、既存路線を「ブルーライン」、新しい路線に「グリーンライン」の路線愛称が付けられました。ブルーラインは第三軌条収電方式の普通サイズの地下鉄ですが、グリーンラインは、大阪市の長堀鶴見緑地線や東京都の大江戸線と同様のリニアモーター推進方式を採用した小断面地下鉄となっています。

運転最高速度はリニア地下鉄としては最速の時速80キロ。4両編成の10000形が全線を21分で結んでいます。将来的に6両編成まで対応できるように設備が設計されています。日吉駅で東急東横線、センター北駅とセンター南駅でブルーライン、中山駅でJR横浜線に連絡。全駅にホームドアが設置され、ワンマン運転が行われています。


080405_センター北駅・ホーム
▲センター北駅。横浜市営地下鉄は全駅にホームドアを設置している。

訪れたのは開業7日目。センター北駅−センター南駅間にて取材いたしました。開業後初めての土曜日ということでまだまだ見物客が多くいました。この2駅間ではブルーラインと高架で並走、また、リニア式地下鉄の営業区間としては初の地上区間ということでも注目の区間です。

この2駅は港北ニュータウン内に位置する駅で、JRや東急に連絡する地下鉄両線をこの間で並走のうえで交差させることにより、市内の主要拠点とベッドタウンを緊密に連絡する鉄道ネットワークが形成されています。

080405_センター北駅から
▲センター北−センター南間のブルーライン(右)との並走区間。センター北駅にて。

グリーンラインは、横浜環状鉄道構想の一環として整備されたものであり、将来的に、中山駅からは、みなとみらい線元町・中華街駅へ、日吉駅からはJR鶴見駅へ延伸される構想になっています。

080405_センター北駅
▲グリーンライン開業と同時に既存路線には「ブルーライン」の愛称が付けられた。

▼短い取材時間の中で開業装飾付きの編成に出会うことができた。
080405_開業装飾の10000形・センター北駅
080405_開業装飾の10000形・センター北駅

080405_センター南駅から
▲並走区間をセンター南駅から望む。右がグリーライン。




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2008年05月16日

【東京遠征レポ】日暮里・舎人ライナー開業

先日の東京遠征取材において、3月30日に開業した日暮里・舎人ライナーを見てきました。

080403_日暮里・舎人ライナー300形・日暮里駅
▲無人運転で走る日暮里・舎人ライナーの300形電車。

080403_日暮里・舎人ライナー・祝開業ヘッドマーク 日暮里・舎人(にっぽり・とねり)ライナーは、東京都交通局が運行する新交通システム。鉄道空白地帯だった足立区西部の足として建設されました。「ゆりかもめ」同様のゴムタイヤ走行、無人運転の列車が日暮里−見沼代親水公園間(9.7km、13駅)を約20分で結んでいます。

080403_日暮里・舎人ライナー・西日暮里駅
▲西日暮里駅。大部分がこの尾久橋通り上空を走っている。

訪れたのは、開業5日目の4月3日。地下鉄千代田線の西日暮里駅を上がって、尾久橋通りへ出ると、日暮里・舎人ライナーの西日暮里駅がありました。舎人ライナーの大部分はこの尾久橋通り上空を走っています。道路の中央分離帯に橋脚が整然と並んでいました。ここから、高架沿いに歩いて起点の日暮里駅から乗ることにします。

080403_西日暮里−日暮里間
橋脚は道路の中央分離帯部分にすっぽり収まっている。西日暮里−日暮里間にて。

日暮里駅は、JR山手線・京浜東北線・常磐線、京成本線と、駅はないものの東北・上越新幹線までもが走る交通の要。そこに新たに日暮里・舎人ライナーが加わったわけです。現在、JRと京成の駅の改良工事が行われており、また周辺でも高層ビルが建設されるなど、急速に街の風景が変わりつつあります。

080403_日暮里駅前
高層マンションが建てられるなどして、急速に風景が変わった日暮里駅前。

日暮里・舎人ライナーの駅へ上がってみると、改札口に入らずとも電車の真正面から撮影できるベストポジションがありました。しかし、ホームから電車の出入りする様子の見通しは残念ながら悪いです。ホームは車庫がある舎人公園駅を除く全駅が島式1面2線になっています。

080403_日暮里・舎人ライナー300形・日暮里駅
▲日暮里駅では改札外から電車の真正面が撮影できる。

運転手気分になれる最前部の座席は大人気ですが、なんとか座ることができました。列車は5両編成で、日暮里駅を出てすぐの急カーブを曲がると、急加速します。随分、体感的に速いと思うのですが、営業最高速度は60キロです。都電荒川線と交差する熊野前駅付近や高高架で荒川と首都高速を越える足立小台駅付近、車両基地(地下)がある舎人公園駅付近などが車窓の見所です。終点の見沼代親水公園駅は、埼玉県境のギリギリ手前に位置しています。

080403_日暮里・舎人ライナー・日暮里駅
▲JR、京成の駅と直結して便利な日暮里駅。

080403_日暮里駅前
▲日暮里駅前では街の整備工事がまだ続いていた。

080403_修悦体の「祝開業 日暮里・舎人ライナー」
▲知る人ぞ知る警備員さんによって書かれた「修悦体」の「祝開業」。

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▲日暮里を駆け抜ける新幹線。

080403_京成日暮里駅
▲京成日暮里駅はホームを重層化にする工事中。

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▲ライナー日暮里駅の改札口と切符売り場。

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白いシート状の屋根で明るい日暮里駅のホーム。うまく自然光が取り込まれている。

080403_西日暮里駅
▲運転士がいなくても各駅の進入部分には駅名の表示がある。




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2008年03月24日

【静岡遠征レポ】さよならゆとり踊り子号

先日、青春18きっぷを使い、在来線で東京へ行った帰りに偶然、団体列車「ゆとり」のさよなら運転に出会いました。

080309_さよならゆとり踊り子号・EF65-1118

3月9日(日)、大阪へ帰るべく東京14時33分発の「快速アクティ」・熱海ゆきに乗っていたところ、何やら横浜辺りから駅のホームやら沿線にカメラを構えたファンが待ち構えているのを発見! これはただごとではありません。しかし、あまり時間を費やすと大阪で地元の最終電車に間に合わなくなるので、どうしようかと思っていたのですが、1時間ほど余裕があっため、快速の終着熱海でついに参戦し、何が来るのか待ってみることにしました。

これほどの多くのファンが待っているのですから、きっとすごいものが来るはず。そして、待つこと約30分。東京方面から現れたのは、レインボー塗色のEF65型電気機関車に引かれた団体列車「ゆとり」でした。さらに後ろにもEF65型電気機関車(普通色)が連結されていました。ホーム上は鉄道ファンで大騒ぎです。ただ、珍しいことは珍しいものの、なぜこんな騒ぎになっているのか、大阪の鉄道ファンとしてはピンときませんでした。

080309_さよならゆとり踊り子号を撮影する人々
▲熱海駅に集まった多くのファンたち。

そこで後日調べてみたところ、これは「ゆとり」(旧サロンエクスプレス東京)のさよなら運転・「さよならゆとり踊り子号」の運行だったのです。しかも、今回はいくつか運行されたさよなら列車の最終運行だったのです。これは大騒ぎになるはずです。サロンエクスプレス東京は、ジョイフルトレインブームだった中学生の頃に登場し、雑誌で見てあこがれた列車のひとつです。そんな列車の最後に偶然出会えたなんて、これはうれしいサプライズでした。列車は熱海で折り返し、再び東京方面へ出発してゆきました。

080309_さよならゆとり踊り子号
▲熱海側機関車はEF65-1118(レインボー塗色)。

080309_さよならゆとり踊り子号
▲この日をもってさよならとなったお座敷客車「ゆとり」。

080309_さよならゆとり踊り子号・EF65-1100
▲東京側機関車はEF65-1100。

鉄道模型25%OFF(上新電機・ジョーシンweb)
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