
令和の時代が始まった昨年。平成の時代と同様に、ゾロ目の日に硬券切符を買いたいと考えたところ、近年は、硬券においても日付を西暦表記に変更する鉄道会社が増えていることが判明。
しかし、そんな中でも、まだ和暦の硬券を発売している鉄道会社があることが分かり、11月1日は京都丹後鉄道、11月11日は伊勢鉄道へ旅に出て、切符を購入しました。
また、11月11日は、通常は西暦表記の硬券を発売している伊賀鉄道で和暦の記念入場券が発売されましたので、そちらにも立ち寄って購入。11月11日は、全国11社で記念硬券入場券・乗車券が発売されました。

そして、令和2年2月。昨年の評判を聞きつけてか、さらに記念入場券・乗車券を発売する鉄道会社が増加。ただ、2月2日記念の発売は少なく、より2の数が多い2月22日記念の発売に集中しました。
●令和2年2月2日
和暦の硬券を求めて。まず2月2日は、近場京都の叡山電鉄で記念入場券の発売があったのですが、発表が3日前だったため、把握してなく、その前から決めていた伊勢鉄道への旅に出ました。

▲伊勢鉄道鈴鹿駅
伊勢鉄道では、普段から鈴鹿駅で、硬券の入場券・乗車券・特急券を発売。また、津駅の近鉄窓口では、乗車券のみ硬券を発売しています。
前回は、鈴鹿駅のみで購入しましたので、今回は津駅でも購入してみようと、1区間の乗車券を購入。ところが、切符を見れば、「2020.2.2」という表記。なんと、こちらは西暦表記でした。近鉄に販売を委託しているため、近鉄と同様に西暦となっているのでしょう。ただ、今年は偶然、西暦でも2と0のみで構成される年ということで悪くない見栄えです。

続いては、伊勢鉄道に乗って、前回も訪れた鈴鹿駅へ。伊勢鉄道唯一の自前の窓口がある駅です。前回は、入場券と乗車券を買いましたので、今回は、入場券と特急券を購入しました。ダッチングマシンにより、確かに和暦を日付が入っております。ただ、今回は、印字がとても薄くて残念でした。

2月2日の和暦記念切符を発売した鉄道会社:叡山電鉄、井原鉄道、水島臨海鉄道、上田電鉄、富士急行、江ノ島電鉄、秩父鉄道、流鉄、わたらせ渓谷鐵道、えちごトキめき鉄道
●令和2年2月22日
2月22日は、2がより多く並ぶということで、記念切符を発売する鉄道会社が続々出てきました。我が大阪から一番近くデザインも気に入った叡山電鉄の記念入場券を買いに行こうと決めていたところ、ついに大手、近鉄が本格参入。主要駅で合計6,000枚発売とのこと。
近鉄の発売により、大阪でも買えることになったのですが、京都へ行けば、叡山電鉄と近鉄の両方を買えるということで、京都に行くことにしました。

▲叡山電鉄出町柳駅
まず、叡山電鉄出町柳駅へ。午前8時30分から特設売場で発売、用意されているのは222セットとのこと。前回の公式ツイッターを確認した所、9時過ぎには完売とのツイートが発せられていましたので、発売時刻には着くように目指して来ました。
発売開始少々過ぎて到着すると、地上の売場から地下の京阪コンコースまで延びる長い行列ができていました。並んだ時点で、すでに150番目程のところ。16分程並んで購入することができました。そして、やはり今回も、9時過ぎには売り切れていました。


2並びにちなんで、二が付く駅、「二軒茶屋駅」と「二ノ瀬駅」の硬券入場券がセットになっています。台紙も2並びにちなみ、かつて活躍したデナ21型車両の22号車と二ノ瀬駅の風景が描かれています。

また、叡山電鉄では、通常、西暦表記で発売している硬券入場券をこの日だけは和暦表記でも発売するということで、出町柳駅の入場券を購入しました。これは公式ツイッターのみでの告知だったため、大きな行列にはなっていませんでした。

▲近鉄京都駅
続いて、近鉄の記念入場券を買うべく、近鉄京都駅へ向かいました。こちらは、どれくらいで売り切れるか分からなかったのですが、午前10時頃、特に行列に並ぶようなことはなく購入することができました。近鉄の台紙は、2並びにちなみ、特急車両22000系がデザインされています。なお、近鉄が通常発売している硬券入場券は西暦表記です。


2月22日の和暦記念切符を発売した鉄道会社:近畿日本鉄道、叡山電鉄、和歌山電鐵、伊賀鉄道、水島臨海鉄道、井原鉄道、南阿蘇鉄道、アルピコ交通、伊豆箱根鉄道、相模鉄道、京王電鉄、秩父鉄道、千葉都市モノレール、流鉄、山万、わたらせ渓谷鐵道、えちごトキめき鉄道、山形鉄道
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