
▲武庫川橋梁を渡る開業100周年記念ヘッドマーク掲出の5000系・西宮北口ゆき(宝塚南口・11月26日)。
阪急今津線は、西宝(さいほう)線として、大正10年(1921年)9月2日に宝塚−西宮北口間が開業しました。その後、大正15年(1926年)12月には、西宮北口から今津まで延伸し、今津線に改称。その際、神戸本線と平面交差する「ダイヤモンドクロス」が設けられました。
それから、約57年に渡り、活躍したダイヤモンドクロスですが、輸送力増強や運転保安向上のため、ネックとなり、昭和59年(1984年)3月に廃止となりました。それにより、今津線は西宮北口駅で分断となり、現在に至ります。

▲記念ヘッドマークを掲出して走る5000系・宝塚ゆき。ヘッドマークのデザインは編成の前後で異なるものとなっている(宝塚南口・10月22日)。
100周年記念ヘッドマークは、100周年を迎えた9月2日から掲出を開始。宝塚−西宮北口間を走る5000系(5006編成)と7000系(7005編成)の2編成に12月2日まで掲出されます。

▲3世代の車両が描かれた100周年記念ヘッドマーク(左:西宮北口方掲出右:宝塚方掲出)。
また、西宮北口駅と宝塚駅では、宝塚−西宮北口間の歴史を紹介する記念写真パネルが展示されました(10月31日で終了)。

▲宝塚駅に展示された記念写真パネル。

▲西宮北口駅に展示された記念写真パネル。

▲宝塚駅展示の記念写真パネルより・・【左下】西宝線開通告知ポスター。【右上】宝塚ファミリーランド(2003年閉園)内を通り抜けていた今津線の電車。【右下】戦時中、小林−仁川間に設けられていた鹿塩駅。現在の阪神競馬場の場所にあった軍用機工場への通勤利便のために設置されていた。

▲高松ひなた緑地(阪急西宮ガーデンズ北側)に設置されているダイヤモンドクロスのモニュメント。ダイヤモンドクロスの線路の一部が保存展示されている。

▲モニュメントに展示されているダイヤモンドクロス現役当時の写真。

▲阪急西宮ガーデンズ内の阪急西宮ギャラリーに展示されているダイヤモンドクロスがあった頃の西宮北口駅と西宮球場を再現した模型。
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