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2008年11月20日

阪急 西宮北口−嵐山間・臨時直通列車を運行(往路編)

阪急が5日間限定で運行する神戸線から京都・嵐山に直通する臨時列車に乗ってきました。

081118_嵐山ゆき臨時直通列車

梅田を起点に神戸線・宝塚線・京都線と3方向へ別々に運行する阪急で、神戸線から京都線へと営業列車が運行されることは大変珍しいこと。戦後しばらくは神戸−京都間の特急がありましたが、その後は1970年の大阪万博輸送の臨時列車以来、38年ぶりのこととなります。

さて、今回の運行の注目点を挙げますと、まずは(1)使用車両です。京都線の車両は神戸・宝塚線のものより車幅が広いので、神戸線用の車両となることと思いますが、形式は?。次に報道資料には書かれてなかった(2)種別(臨時特急なのか?)が気になります。そして、一番の注目は(3)神戸線から京都線へどこで転線するのかということでしょう。さらには通常ダイヤの合間を走るわけですから、京都線内で運転停車はあるのか?とか、駅のアナウンスで「嵐山ゆき」と自動放送されるのか?なども気になります。

●嵐山ゆき乗車レポート
この嵐山ゆき臨時列車は、テレビCMも放送されている嵐山誘客キャンペーン「あらしませんの嵐山線」の一環で、1日1往復のみ運行されます。運行2日目の11月18日(火)に乗車しました。

081118_嵐山ゆき臨時直通列車
▲使用車両は7000系。かつての標識板に基づいたデザインのヘッドマークが付けられた。西宮北口にて。

081118_臨時直通列車ステッカー 西宮北口駅3号線に入ってきたその列車は神戸線所属の7000系7017編成、6連です。かつての標識板に基づいたデザインの「西宮北口・臨時・嵐山」の丸いヘッドマークを貫通扉に付けておりました。変則的な停車をするからだと思いますが、特急などの種別はなく、だだの「臨時」となっています。側面には「臨時 西宮北口←→嵐山」のステッカーがはられていました。

081118_行き先表示板
▲行き先表示板は各駅とも空白。西宮北口駅(左)・塚口駅(右)にて。

駅の行き先表示板の下段に表示されている時は行き先なしで「臨時」とだけ表示されていたのですが、最上段になると空白になってしまいました。駅の放送は、駅員によるマイクでの案内でした。「一番後ろの車両は大変混み合います。」との放送があったのですが、今から思えばそれは鉄道ファンによる混雑のことだったようです。京都線に入ると先頭になる一番後ろを陣取っていたファンが多かったようです。

081118_停車駅案内
▲車内扉上の停車駅案内も専用のものが用意されていた。

西宮北口を10時20分に出発。車内扉上の停車駅案内枠も臨時列車用のものに取り替えられています。鉄道ファン以外は平日であることから結構、年配のお客が多い感じです。十三まで各駅に停車し、「次は京都線の桂まで止まりません。」とアナウンスが流れつつも、列車は梅田へ向けて突っ走ります。

【録音】神崎川駅出発から十三駅出発までの音声・・

081118_嵐山ゆき臨時直通列車
▲十三駅に停車中の臨時列車。このあと、どのように京都線に入るかが最大の注目。

081118_臨時直通列車・車内
▲たくさんの鉄道ファンがかぶりつく梅田方先頭部。
数年前までは十三駅の引き上げ線を利用して、京都線へ転線できたのですが、交差する道路の拡幅工事のため撤去されてなくなってしまいました。そのため、梅田まで走らなくてはならないのです。中津駅を通過してすぐの渡り線で宝塚線に進入。ラッシュ時しか使われない宝塚線の6号線に到着。梅田での乗降はできませんが扉が開けられ、何やら紙袋を持った職員がたくさん乗ってきました。

【録音】梅田駅到着時の音声・・

081118_準急河原町ゆき
▲梅田を出て、準急河原町ゆきと併走。
梅田には5分程停車し、スイッチバックして発車。宝塚線の線路を十三へ向けて走ります。併走するのは京都・河原町ゆきの準急。 先ほどの紙袋の中身が配られたのですが、それはアンケートでした。折角のこの試験的な運行でお客さんの声もデータとして収集しようということです。電車は十三の手前で信号待ち。準急が十三を出るのを待ってから、京都線へ転線します。宝塚ゆきのホームで待っていたお客さんは、電車が来たと思ったら曲がって行ってしまい驚いたでしょうか?

この臨時列車は神戸線のお客を嵐山へ運ぼうというものですので、十三の京都線ホームでは乗降扱いなしです。一旦停止はしましたがすぐに発車。ここで嵐山をPRするアナウンスが流れました。準急の後ろを走りながらも結構スピードが上がってゆきます。

先ほどのアンケートは、しばらくして回収。アンケートを配ったり集めたりで何だか団体列車に乗っているような雰囲気です。使った水性ペンはもらっておいて良いようで、ちょっと得しました。また、アンケートとともに嵐山関連のパンフが収められていたクリアファイルは嵐山PRのデザインのもので、ちょっとした記念になります。

さて、電車はなかなかのスピードを持続。どこかで特急に追い抜かれたりするのかと思いましたが、運転停車はありませんでした。確認しませんでしたが、
081118_特急河原町ゆき
▲桂に着いた直後、特急河原町ゆきが入ってきた。
準急は高槻市停車中に追い抜いた模様。途中、JRの雷鳥用485系改造車との併走シーンがありました。

長岡天神を過ぎてからは、前の列車に追いついてきたのでしょうか。スピードがかなり落ちてきました。そして、桂ではC号線に到着。桂車庫の入出庫に使う線です。その直後に本線には河原町ゆきの特急が入ってきました。かなり後ろに接近していた模様です。

081118_嵐山駅ホームから
▲紅葉にはまだ早い? 嵐山駅にて。
わずかの停車時間ですぐに発車。ここから、単線の嵐山線内は各駅に停車します。松尾にて普通桂ゆきと交換。そして、11時33分、終着の嵐山に到着しました。ホームから見える山の色はまだ緑の方が多く、ちょっと紅葉を見るには早そう。現在、京都バスの高雄ゆき臨時バスが運行されているようで、駅のすぐ前に停車していました。

【録音】嵐山駅到着時の音声・・

臨時列車のヘッドマークは外されましたが、どうやら空いている1号線に復路の15時51分発車まで留置される模様。パンタグラフが下げられていました。

081118_嵐山駅
▲11時33分、紅葉の嵐山駅に到着。


081118_嵐山駅・2300系・7000系
▲2300系と7000系の並びは貴重。

さて、この嵐山駅は、昭和3年(1928年)に新京阪鉄道が建設した際は6面5線ものホームがあり(現在は3面2線)、かなり観光客に当て込んでいたようでしたが、今では近年まで運行されていた行楽期の梅田からの臨時直通急行も廃止となり、あまり嵐山への誘客には力を入れていない様子でした。

しかし、今回の臨時列車の企画に始まり、来春には6300系のリニューアル車を導入するなど、再び、嵐山という観光資源を見直そうという気配が阪急に現れてきているように思う今日この頃です。今後の展開に期待したいところです。

081118_嵐山駅
▲帰路の運行まで7000系はそのまま留置される模様。


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posted by レールブログ at 05:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 阪急 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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