
▲運動広場として暫定利用されている西吹田駅(仮称)建設予定地。写真奥の方向で東海道線と合流。右側は駅前広場となる。
おおさか東線は城東貨物線を複線電化することにより、旅客線化する路線。2008年3月15日に久宝寺−放出間が開業しましたが、残る放出−新大阪間は着工が遅れており、2012年春の開業予定からさらにずれ込んで2018年度までの開業を目指すことになっています。
今回は西吹田駅(仮称)の建設予定地周辺を見てきました。この辺りは城東貨物線から分岐して東海道本線に合流する部分で、おおさか東線で唯一の貨物線を転用しない新規建設区間となる所です。
現地に着くと南吹田運動広場の入り口付近に「新駅建設予定地」の看板が立っていました。この広場は吹田市の所有地で、現在は暫定的に運動広場として利用されています。駅は敷地の南端に建設され、北側は駅前広場になるとのことです。

▲広場から見た城東貨物線の方向。右へカーブする帯状の線路用地が続いている。

▲城東貨物線から分岐した新線はマンション手前左側から現れ、この道路(十三高槻線)を横断。右側の広場にできる新駅に到着する。
そして、この広場を東西に貫くようにU字型の帯状の敷地がありました。貨物線から分岐した路線はU字型に大きくカーブし、東海道本線に合流することになります。
これらは古くから確保されていた用地なのだそうで、用地に沿って道路が整備されています。複線分よりも余裕がある広い幅のこの用地には雑草が生い茂っており、現在はまだ全く工事に手が付けられていません。

▲広場側から見た城東貨物線の方向。柵の向こうは神崎川の堤防となっており、新線は神崎川を渡った所で城東貨物線に合流する計画。

▲広場から見た東海道線の方向。左にカーブする帯状の線路用地が続いている。
この新駅周辺は住宅はあるものの目立った施設などはなく、また同線の他の多くの駅とは違って連絡する路線もありません。そのため、おそらく同線で最下位の乗降客数の駅になるのではないかと思います。ここは駅ができてからの発展に期待したいところです。
なお、駅名の仮称は「西吹田」ですが、ここの地名は「南吹田」です。吹田市の最南部に位置していることからも、正式駅名は地名と同じ「南吹田」とした方が良いかと思います。

▲広場側から見た東海道線合流部。

▲東海道線合流部。奥の梅田貨物線の線路に乗り入れ新大阪駅に達する。

▲東海道線側から見た線路用地。奥の木が茂っているところが新駅予定地。
レールブログでは、今後この付近の工事の様子を定点観測し、記事でご紹介していく予定です。
【地図】南吹田運動広場(新駅建設予定地)
★航空写真にも切り替えてご覧下さい。
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JRおおさか東線 部分開業
ラベル:新駅
おおさか東線北側部分の課題は
東淀川駅に存在する今でも開かずの踏切りのようですね。
土地の買収の進捗率も進んでいるのでしょうかね。
鉄道ファンにとっては早く全通してほしいですね。
岸辺でも女性ファンが撮影していましたよ!
コメントありがとうございます。
東淀川の踏切はいつも大変ですね。用地は見た限りほぼ確保されているようですよ。
早く、全通してほしいですけど、相当、遅れそうですね。
阪神なんば線開通の時も、女性ファン見ましたよ。明らかに本格的に撮影されていたので、本物のファンだと分かりました。
そういえば、sweetさんがレールブログ始まって以来、初めての女性のコメントです。普段、こちらの更新は少なく、極もん底値ブログを書いておりますので、よろしくお願いします。
お久しぶりです。
ついにあの空地にも建設へ向けて動き始めましたかー。不法投棄が目立つ土地ですが、駅が出来て綺麗になるんでしょうね。
そして、赤川の鉄橋など貨物列車がのんびり走る風景を記録に残しておきたいですね。
いや、動き出したというか、看板が立てられた程度ですが・・。工事が始まるのが楽しみです。
赤川鉄橋は撮影に行きたいですね。自転車で通ったことはあるのですが、まだ撮影したことがありません。
旅に行かれたのですね。いいですね。
近々、取材に行きたいと思います。
吹田駅に行くより遥か近くなるのでとても、嬉しいです。
駅付近に飲食店や、買い物できるとことか、たくさんできると嬉しいです。希望ではTSUTAYAとか、ファミレスとかできると嬉しいなぁ。そう言う情報も入り次第お願いしまーす
駅ができるといろいろお店ができるでしょうねぇ。アクセスする道路の工事も進んでますし、便利な立地になること間違いなしです。
続編の記事がなかなか書けませんが、また取材に行こうと思っております。