
阪急、阪神の車両には、両社の車両が並んだデザインの記念ヘッドマークが付けられ、両社線が一日乗り放題となる記念乗車券や記念プリペイドカード、グッズが発売されました。

<阪神新鋭車の窓の中のプレートは、見えにくくアピール度が低い。>


<鉄道だけでなく、バスの1日乗り放題チケットも発売された。>
また、それに先立ち先月末から両社の広告の相互乗り入れが行われました。阪急梅田駅に阪神タイガースファンクラブの会員募集の広告が登場し、阪神梅田駅には阪急の宝塚歌劇の広告が登場しました。それぞれ両社で一番人通りが多い所がこの広告群に埋めつくされました。

阪急・阪神は100年来のライバルだっただけに、それを見てきた私達関西人は本当にこれでいいのだろうか、と思ってしまいますが、これまでとは違う展開もありそうですので、期待感も膨らんで参りました。
神戸高速買収で運賃値下げ?
ターミナルがバラバラだった神戸の鉄道をつなぐ目的で昭和43年に開通した神戸高速鉄道は乗り入れ4社と神戸市が出資する第三セクターです。大阪方面から阪急・阪神が、三田方面から神戸電鉄が、姫路方面から山陽電鉄が乗り入れています。市内の私鉄路線がすべて束ねられているので、大変便利なのですが、乗り入れ各社とは別運賃が必要なため、各社間をまたがって乗ると高額になるのが問題でした。競合するJRよりも高くなる区間も多く、対抗するにも不利になっています。例えば、阪神梅田−阪神三宮間(31.2km)なら、310円ですが、阪神梅田−山陽板宿間となると、わずか6.9km足を延ばしただけで、ほぼ倍額の610円にまで跳ね上がってしまいます。

しかし、今回の阪急・阪神の統合により、高額運賃が解消される可能性が出てきました。神戸電鉄は阪急系、山陽電鉄は阪神系であり、乗り入れる4社すべてが資本関係でつながる、言わば同じグループとなるのです。そのため、グループが神戸高速を買収して一体運営する案が出ているそうです。買収により神戸高速が阪急、阪神に組み込まれたら、新たに初乗り運賃を支払う必要がなくなります。
ところが、統合しても阪急と阪神は別運賃ですので、組み込み方によっては一部しか値下げにつながらない可能性もあるのではないかと思います。例えば阪神に組み込んだとすれば、阪急から乗った人は、阪神との境界で新たに別運賃が必要になってしまいます。さらに山陽区間まで乗れば、結局従来と同じ3社分の運賃が必要になってしまいます。こういった問題がどのようにクリアされるのかは、期待したいところです。
さてもう一つ、夢を持って期待したいのは、阪急、阪神が接続する今津駅についてです。これについては後日に書くことにいたします。






