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2006年11月12日

まもなくお別れ 昭和初期建築のJR灘駅舎

旧阪急梅田駅コンコースに続いて、また歴史ある駅舎が姿を消します。 JR東海道本線(JR神戸線)灘駅の昭和初期建築の駅舎が橋上駅舎化に伴い、今月にも取り壊し工事が始まることになっています。その灘駅へ行ってきました。

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ホームに降りて、まず注目したいのは、19世紀のイギリス製レールを再利用したというホーム上屋です。そして、改札口へと利用するのが、何とも趣がある木製の跨線橋です。神戸の都心近くにこんなものが残っていたとは驚きです。ここを歩くと現代のものとは違って、凄く暖かみを感じます。

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北側の駅舎が昭和12(1937)年に建設された70年もの歴史ある駅舎です。南北にアーチ窓があること以外はシンプルなデザインですが、まるで洋館のような雰囲気が漂っています。

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これらすべてが橋上駅舎化によって取り壊されてしまいます。神戸市とJR西日本により、独断で建て替えが決められたのかと思いきや、駅の南北を結ぶ自由通路の建設は地元住民の念願だったらしく、署名活動と要望書提出により、橋上駅舎化が加速されてしまいました。

歴史建築が多い神戸市のことだけに、市民から保存を要望する声が聞かれないのは残念です。自由通路は必要だと思いますが、南北の改札口を統合して合理化を図る橋上駅舎は必ずしも必要なものではありません。建て替えなくてもバリアフリー化を実現している駅もあります。せめて、駅舎を残したまま自由通路を作るように要望してほしかったです。

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●JR灘駅のすぐそば、阪急の高架橋も70年
さて、ついでにこのJR灘駅のすぐ近くを走る阪急神戸線の高架橋も見てきました。この高架橋は現在取り壊されている梅田阪急ビル(阪急百貨店)や神戸阪急ビル、西宮球場など、阪急の数多くの建築物を設計した阿部美樹志による設計によるものなのです。開通したのは、ちょうどJR灘駅舎建設の前年で、今年、神戸市内高架延伸線は70周年を迎えました。

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特に特徴的なのは道路との交差部のコンクリートアーチ橋です。本来なら鉄製の橋となるところ、コンクリート製にしたことで、騒音を少なくし、またアーチ構造にすることにより、中間に柱を設けなくて良い構造になっています。このような鉄道高架橋は同時期において他に例がないそうです。
ラベル:阪急
posted by レールブログ at 05:37| Comment(26) | TrackBack(3) | JR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
JR灘駅舎は文化財クラスの優れた近代名建築です。開発的保全再生を関係方面へ呼びかけています。何らかの形で優れた近代化遺産を都市のシンボルとして活用するようお願い申し上げます。よろしくお願いします。旧室谷邸が破壊されたのだから、残されている貴重な歴史建築は大切にしてほしいものです。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年07月17日 21:16
JR灘駅舎の解体、後世に悔いを残さないためにも、再度、保全活用について考えてみようではありませんか。南海本線岸和田駅もこのタイプの駅舎でしたが、現存していません。現存する貴重なタイプの駅舎建築として保存活用してほしいものです。よろしくお願いします。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年07月19日 17:19
明治建築研究会さん、コメントありがとうございます。
貴重な歴史建築がなくなるのは大変もったいないですね。これが地元住民の要望で加速されてしまったのが残念でなりません。現在の工事状況はどうなっているのでしょうか? 奈良駅のように自治体が手を差しのべてくれるといいのですが・・
Posted by レールブログ at 2007年07月19日 20:10
コメント有難うございます。地元の都合も知らないで無責任な保存の声を上げるべきでないと、いつも、お叱りを受けています。しかし、もう少し、親しまれ、愛されてきた歴史建築は大切にしなければと思うのです。われわれの眼から見れば十分残せるものを、価値のあるものを何で残さないのかと思うのです。でも、現実の忙しさに追われて、それに取り組めないのが悔しいです。できる範囲で、関係方面には保存を要望して、有難い返事も頂いています。近現代建築の歴史、保存を研究するものとして、ささやかな提言は続けていきます。市民の方々の保存へ向けての動きがでれば幸いです。よろしくお願いします。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年07月20日 09:54
地元の人だってきっと愛着があったはずです。それなのにどうして、そういう方向になったのか?せっかく要望を出すなら、どうして保存と利便性を両立できるように頼まなかったのか? 残念ですし、疑問ですね。もしかしたら、JR西日本にこれしか方法はないと、丸め込まれたのかも知れませんね。
Posted by レールブログ at 2007年07月21日 01:16
レールブログさん有難うございます。解体直前に、残しての意見が出ています。賛同いただけるならJR西日本ヘメールで保存の意見を入れてください。よろしくお願いします。保存しての意見がたくさん来ています。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年07月21日 04:54
解体工事を前にして保存を求める声が高まってきています。解体工事を前にJR 灘駅舎の保存をメールで呼びかけています。橋上駅の建設と別に現在の駅舎を歴史建築として活用する。保存を要望される方、JR西日本、神戸市、兵庫県、内閣府へ保存要請のメールをお送りください。かけがえのない歴史建築の活用を実現できるまで働きかけていきます。よろしくお願いします。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年07月22日 04:25
 トラックバックありがとうございました。灘駅ほど古くはありませんが、灘より3駅東の摂津本山駅も木造でおもむきのある駅です。
Posted by 雫石鉄也 at 2007年07月22日 22:30
無駄な抵抗をするなと言われています。しかし、最後の瞬間で、逆転保存された例も多くあります。堺、浜寺公園駅舎もその方向で地元、南海電鉄、行政が知恵を出し合っています。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年07月24日 10:54
解体工事が近づいてきていますが、
最後の最後まで再生、活用をお願いしていきます。ご支援よろしくお願いします。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年07月25日 08:57
たくさんの保存を願う人達の声を置き去りにして、本当に解体するのですか。歴史建築の破壊の汚名を後世に残さないためにも、もう一度、活用についてご検討ください。よろしくお願いします。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年07月25日 20:22
取り壊しを前に、JR 西日本へ公開質問状を提出しました。かけがえのない歴史建築の活用を実現できるまで働きかけていきます。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年07月25日 22:33
今でも移転・活用を求める声は続いています。かけがえのない歴史建築の活用を実現できるまで働きかけていきます。諦めないで、保存を求める方は、JR西日本、神戸市、兵庫県、内閣府へ保存要請のメールをお送りください。よろしくお願いします。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年07月26日 16:01
今でも移転・活用を求める声は続いています。諦めないで最後まで歴史建築の保存活用を要望していきます。ご支援よろしくお願いします。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年07月26日 16:12
親しまれている駅は残してください。お願いします。
Posted by 市民 at 2007年07月28日 20:45
JRさん、ここまで来たら後は市民の声を聞いて、文化遺産として移転してもう残すだけです。
Posted by 鹿鳴館 at 2007年07月30日 16:55
雫石鉄也さん、こちらこそありがとうございます。返信が遅くなってすみません。

そうですね。摂津本山駅もおもむきありますね。写真撮ったことありますよ。
Posted by レールブログ at 2007年07月31日 00:35
明治建築研究会さん、市民さん、鹿鳴館さん。保存を願う気持ちが分かりますが、ぜひ、同じ所に書き込まれるよりも、多くの方に理解してもらう必要があると思いますので、ぜひこちら↓から検索して他のブログへもコメントされることをお勧めいたします。

http://blog-search.yahoo.co.jp/search?p=%C6%E7%B1%D8%A1%A1%B1%D8%BC%CB&ei=

状況が変わりましたら、またコメントいただきたいと思います。
Posted by レールブログ at 2007年07月31日 00:37
アドバイスいつも有難うございます。知らなかったので助かりました。もう諦めろとの声もあります。市民が本当に必要とすれば残ります。解体工事予定を乗り切り保存された実例を知れば市民は立ち上がると思います。神戸地裁、旧兵庫県庁舎を始め多くの歴史建築が解体予定を乗り越えて保存されています。歴史建築の存在についてもう少し敬意をお払いくださいと、お願いするだけです。よろしくお願いします。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年07月31日 11:40
建物が残っている以上、諦めるわけにはいかないと思います。それにしても、利便性だけを追求した地元の署名活動は本当に残念です。
Posted by レールブログ at 2007年08月01日 00:05
諦めないで市民お声で移築・保存を勝ち取るために保存を呼びかけています。賛同いただける多くの人達にも、メールでの保存を呼びかけていただければ、幸いです。歴史建築の存在についてもう少し敬意をお払いくださいさるようお願いしています。歴史遺産の保存は市民、国民の勤めであると思います。解体工事を乗り越えて保存されている多くの実例を思い出し、保存の声が高まることを願っています。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年08月01日 14:08
JR嵯峨嵐山駅が解体されてしまったことを先程知りました。大変ショックです。この駅は祖母宅の最寄り駅だったので大変親しみがありました。事前に情報を知ることなく壊されてしまいました。保存運動はなかったのでしょうか?

明治30年の京都鉄道延伸開業以来の駅舎ですので、どちらかいうと灘駅よりももっと残す価値があった駅だと思います。しかも、こちらは観光地のシンボルですので、残すに相応しい環境だったはずです。そんな駅を平気で壊してしまう冷血なJR西日本ですから、灘駅の保存活動は相当困難なこととなるでしょう。

嵯峨嵐山駅建て替えに際し、京都市も保存を要望することなく、これにかかわっていることも問題ですね。看板規制を強化しようとしていることとつじつまが合いません。景観さえ良ければ、歴史は無視して良いということでしょうか?
Posted by レールブログ at 2007年08月06日 20:49
有難うございます。文化破壊の暴挙に対して抗議の声を上げるだけでなく、改めてJR灘駅舎の移転による活用を関係方面に今まで以上に強く呼びかけていく必要があります。みんなの合意で歴史遺産が破壊されている現況をどのように考えればよいのでしょうか。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年08月07日 23:26
JR灘駅舎の保全活用を関係方面に呼びかけています。大阪ジャーナル「おおさか」紙,9月1日号で保存を呼びかけています。ご笑覧くだされば幸いです。かけがえのない歴史建築の活用を実現できるまで働きかけていきます。よろしくお願いします。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年08月20日 16:38
大阪ジャーナル「おおさか」紙,9月1日号で保存を呼びかけています。ご笑覧くだされば幸いです。今でも移転・活用を求める声は続いています。
Posted by 明治建築研究会 at 2007年08月24日 18:02
明治建築研究会さん、活動が記事に取り上げられたのですね。今後も活動がうまくいくよう願っております。
Posted by レールブログ at 2007年08月30日 01:24
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