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2012年06月19日

長野電鉄 屋代線廃止 90年の歴史に幕

3月31日、長野電鉄屋代線が廃止になりました。3月末の3日間に渡り取材した長野電鉄のレポート。2000系引退のレポートに続いて、今回は屋代線廃止のレポートをお送りします。(遠征取材が続いたため、遅ればせながらのレポートとなります。写真は全て3月31日撮影)。

120331_長野電鉄3600系・須坂駅
▲須坂駅で出発を待つ屋代ゆき3600系。廃止前の混雑に対応するため、長野線用の3600系3両編成(L2編成)が投入された。

屋代線は、屋代(千曲市)−須坂(須坂市)を結ぶ24.4kmの路線。1922年(大正11年)に、前身の河東鉄道が屋代−須坂間を開業しました。1925年(大正14年)には、木島まで延伸。1926年(大正15年)、長野電気鉄道と合併し、長野電鉄河東線となりました。その後、2002年には、信州中野−木島間が廃止となり、屋代−須坂間は屋代線(これまでの通称が正式線名に)に改称されました。

開業当初は、非電化で蒸気機関車が走っていましたが、1926年(大正15年)に電化。生糸や石炭などを運ぶ貨物列車が多く走ったほか、国鉄上野駅からの急行(「志賀」「丸池」など)が屋代から湯田中まで乗り入れていた時代もありました(1937年〜1982年)。

近年は、普通列車のみが屋代−須坂間を往復し、昼間は約90分毎の運行。運賃箱を備えた3500系(元営団3000系)2両編成によるワンマン運行が行われていました。

120331_須坂駅

120331_長野電鉄3600系・松代駅
▲松代駅を出発する須坂ゆき3600系。

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▲松代駅に停車中の屋代ゆき3500系。

4月1日からは、長電バスが廃線跡に沿って代替バス(屋代須坂線)の運行を開始。運賃は屋代線のものがそのまま適用され、1日15往復運行しています。

120331_松代駅バス停
▲すでに設置されていた翌日からの代替バス「松代駅」バス停。鉄道が廃止になっても停留所名に「駅」が付いている。

屋代線の廃止に反対していた沿線の松代住民自治協議会などは、廃線跡を利用し、LRTを走らせる構想を市に提案しています。現代では旅客流動と一致していなかった屋代線ルートに限定せず、松代から善光寺やJR長野駅へ結ぶ構想です。城下町の松代がJR長野駅などと直接結ばれることにより、観光地として大きく発展する可能性が期待できます。

120331_長野電鉄信濃川田駅
▲大正11年(1922年)の開業当時の木造駅舎が残る信濃川田駅。


●「ゆけむり」による臨時急行を運転
屋代線最終日の3月31日は、須坂−屋代間に普通3往復、須坂−松代間に急行1往復の臨時列車を運転。急行には1000系「ゆけむり」が充当されるというサプライズがありました(普通運賃のみで乗車可能)。

120331_長野電鉄1000系「ゆけむり」・松代駅
▲臨時急行に充当された「ゆけむり」。松代駅にて。

松代駅では、和太鼓の演奏やグッズ販売など、地元主催による屋代線ファイナルイベントが開催されました。臨時急行としてやってきた「ゆけむり」が、折り返し出発するまでの間、休憩所として開放(9時13分〜16時11分)。あいにくの雨天ながら、終日、多くのファンでにぎわいました。

120331_長野電鉄松代駅
▲最後のにぎわいを見せた松代駅。

120331_長野電鉄松代駅
▲松代駅も開業当時からの木造駅舎が残る駅。

120331_長野電鉄松代駅
▲屋代線は、ちょうど今年開業90年だった。松代駅にて。


●屋代発 定期最終列車に乗車
屋代線最終日。レールブログは、屋代発須坂ゆきの定期最終列車(430列車)に乗車することにいたしました。最終列車は、この屋代発須坂ゆき(21時26分発)のほか、須坂発松代ゆき(21時46分発)、松代発須坂ゆき(22時19分発)があり(全て普通列車)、いずれも乗車すると乗車証明書がもらえます。

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▲しなの鉄道と共用の屋代駅は、一番奥が長野電鉄乗り場。

120331_長野電鉄屋代駅・定期最終列車
▲定期最終列車の3600系と乗車する人々の行列(屋代駅)。

出発の1時間少々前の20時20分頃に屋代駅に入ると、すでにホームで行列ができていました。徐々に行列は延びてゆき、ホームはファンで一杯に・・。そして、21時10分頃、最終の3600系(3652・L2)3両編成が到着。乗車証明書をいただき乗車しました。

120331_長野電鉄屋代駅・定期最終列車
▲地元の人々に見送られ、まもなく定期最終列車発車(屋代駅)。


車内は大混雑になるかと思いましたが、意外と全員が乗車し終わっても、まだ余裕がありました。ホームでは、ちょっとしたセレモニーが行われ、21時26分発のところ、2分程遅れて出発。地元の人々に見送られて列車は走り出しました。

途中各駅でも地元の人々が手を振ってお見送りしていました。そして、松代駅に着くと、隣に屋代へ向かう2000系D編成の姿が・・。本日引退する2000系D編成に乗って、屋代線のラストを走るという「ありがとう・さようなら屋代線 ファイナルツアー」の貸切列車です。この列車は屋代(22:35頃発)で折り返し、定期最終列車の後を走る本当の営業最終列車となります。

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▲松代では、ファイナルツアー貸切列車の2000系と行き違い。

120331_屋代発定期最終列車車内・3600系
▲屋代発、定期最終列車の車内。

一方、乗車中の須坂ゆきは、この松代駅で扉が開くと、乗客がドドっと降りてゆきました。松代からは、定期列車としては時間的に本当の最終となる22時19分発の普通須坂ゆきが出るのです。しかし、レールブログは、そのまま乗車。屋代発としては、これが最終列車であることに変わりありません。

120331_屋代発定期最終列車
▲途中各駅でも、地元の人々がお見送り。

終着、須坂には、22時2分到着のところ15分程遅れて到着。多くのファンが松代で降りたため、少ないファンに見送られて、列車は引き上げて行きました。

120331_長野電鉄須坂駅・屋代発定期最終列車・3600系
▲終着、須坂に到着した屋代発、定期最終列車。

この時、驚いたことに、向かいのホームには、1年前に引退したマルーンの2000系A編成が3500系と連結されて停車していました。この編成は、松代発の定期最終列車到着後に、展示保存場所として検討されている屋代線信濃川田駅へ移動。綿内駅では、ラストランの2000系D編成と行き違ったとのことです。

120331_長野電鉄2000系A編成・3500系・須坂駅
▲3500系と連結され出発を待つ2000系A編成(左)。須坂駅にて。

120402_屋代発最終列車(430列車)乗車証明書
▲屋代発最終列車 乗車証明書


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タグ:廃線 長野
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