10月に買った阪急阪神HD誕生記念乗車券を使って、年末に鉄道編とバス編の2日連続、一日乗り放題の旅に行ってきました。この旅のレポートを今日から数回に分けてお送りします。尚、この企画はレールブログ・極もん底値ブログ連動企画です。旅の行程はレールブログに掲載し、旅の途中で食べた旨いもんのレポートは極もん底値ブログに掲載いたします。

まず、12月28日(木)は阪急・阪神の鉄道全線が乗り放題になる乗車券を使っての旅です。1日で阪急・阪神の全線に乗ることを目指します。スタートは阪急梅田駅、ゴールは阪神梅田駅です。

阪急梅田駅の象徴的な風景といえば、私鉄経営のモデル・日本初のターミナルデパート・阪急百貨店です。しかし、現在、建て替えのため取り壊し工事中で、昭和4年のビル完成当初から残っていたコンコースの文化財級のアーチ天井も無惨なことに取り壊されてしまいました。

●阪急梅田 10:00発 特急 河原町 ゆき<6300系6452>



天気は小雨模様。梅田を出るのはちょうど午前10時発となりました。初詣PRのヘッドマーク付きの特急で京都・河原町へ向かいます。6300系のクロスシートに座って旅気分上々です。次の十三までは、神戸線、宝塚線、京都線が並ぶ3複線となっています。

かつて、京都線の特急は大阪の十三を出ると、京都の大宮まで止まりませんでしたが、JRのスピードには勝てないので、徐々に沿線密着志向となり、今では随分停車駅が増えました。今年3月17日に実施されるダイヤ改正では、さらに停車駅が増えて淡路に止まるようになります。

高槻市を出ると、東海道新幹線の高架が徐々に寄ってきて、しばらく阪急の高架とぴったりくっついて併走となります。建設工事の過程で阪急の列車が開通前の新幹線上を走ったというエピソードがあります。
西院駅手前からは昭和6(1931)年に完成した関西初の地下線に入ります。西院−大宮間の地下道は土木学会土木遺産に指定されているそうです。西院までは阪急京都線の前身である新京阪鉄道(京阪電鉄の子会社)により開通、大宮までは新京阪鉄道と合併した京阪電鉄により開通しました。大宮から河原町までの地下延長線は戦後、阪急になってからの開通です。長年、終点だった大宮駅は現在、特急通過駅となっています。

10時42分に河原町到着です。地上へ上がって、鴨川に架かる四条大橋を渡ってみました。鴨川沿いには京阪本線が地下に走っています。かつて地上を走っていた京阪電車と鴨川の名風景も今は見ることができません。


続いては高島屋京都店へ。昨年、およそ20億円掛けて大改装されたレストラン街「ダイニングガーデン京回廊」を見物です。

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高島屋の後は駅へ戻ります。
<次回に続く>
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―――12月9日 追記―――
大変遅ればせながら、翌日のバス編の模様を掲載開始いたしました。