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2013年05月12日

東急東横線・東京メトロ副都心線 直通運転開始(前編)

3月16日、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が始まりました。それに伴う地下化切り替え工事の現場となった代官山駅や、廃止となった東横線渋谷駅地上ホーム最終列車の発車など、3日間に渡り取材して参りました(遠征取材が続いたため、遅ればせながらのレポートとなります)。

130314_東急渋谷駅
▲営業終了前日の東横線渋谷駅地上ホーム。

東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始により、すでに行われていた副都心線と東武東上線、西武有楽町線・池袋線の3社直通運転と、東横線と横浜高速鉄道の2社直通運転がつながり、5社相互直通運転の誕生となりました。これにより、横浜と埼玉県西部方面の間が乗り換えなしで行けるようになりました。

東急東横線は、代官山−渋谷間(1.4km)を地下化して、すでに副都心線が営業していた地下の渋谷駅に直結。地上の渋谷駅は3月15日で85年の歴史に幕を閉じることになりました。

代官山駅付近では、最終列車運行後に、直下に造られた地下線へ切り替えるという最新工法による切り替え工事が、始発までの約4時間弱の間に行われました。

●代官山駅付近
さて、今回一番に訪れたのは、直通開始2日前(3月14日)の代官山駅。JR恵比寿駅から歩いて向かったところ、地下化で消滅する代官山駅渋谷側の「渋谷一号踏切」にたどり着きました。

130314_東急・渋谷1号踏切
▲代官山の名風景、渋谷1号踏切には、写真に記録しようとする人がたくさんいた。

切り通しになった道路と交差する何とも趣のある踏切。鉄道ファンならずとも、親しんだ風景を記録しようと、たくさんの人が写真を撮っていました。

130314_東急代官山駅付近
▲渋谷1号踏切から見た渋谷方。この直下に地下線ができている。

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▲渋谷1号踏切から見た代官山方。奥の代官山駅から傾斜が始まり、手前の地下に潜る。

そして、代官山駅へ。駅の上を通る歩道橋があり、切り替え工事当日は、ここから工事が見られるかも知れないと思いましたが、残念ながら工事中は閉鎖するとの貼り紙がありました。

130314_東急代官山駅
▲駅上の歩道橋から見た代官山駅。ここから奥の渋谷方に向かって地下に潜ることになる。

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▲手前渋谷側の大部分が仮設構造物に置き換わっている代官山駅。

続いてホームへ。ここでももちろん、多くのファンが撮影しています。ここは、一夜にして直下に造られた地下線へ切り替えが行われるという現場。

130314_東急代官山駅
▲代官山駅の渋谷側には、軌道をジャッキアップするための構造物が準備されている。

一般に鉄道の地下化では、現行線や仮線の横に地下入り口が造られ、左右方向の切り替え工事が行われますが、ここでは、東急電鉄と東急建設が独自に開発した「STRUM(ストラム)工法」を採用し、上下方向の切り替え工事が行われます。この付近は建物が密集しているため、用地確保が困難な場所に有用なこの工法が採用されました。

130314_東急代官山駅
▲ホーム端から見た渋谷1号踏切。切り替え工事後は地下への下り坂になる部分。

130314_東急代官山駅
▲代官山駅のホーム中程。板敷きのホームの下に、切り替え工事後のホーム表面になる傾斜したコンクリート部分が見える。

このホームの途中から地下への下り坂になるとのことで、渋谷寄りの軌道とホームは仮設のものに置き換わっています。その下には、新しい軌道がすでに造られており、切り替え工事の際は、数時間で仮の軌道が外されるなどし、下り坂に変貌することになります。

130314_東急代官山駅
▲すでに準備された新しい案内表示の上に貼られた「渋谷方面」の表示。

130314_東急代官山駅・ダイヤ改正・運休ポスター
▲ダイヤ改正と、切り替え工事に伴う一部運休を告知するポスター。代官山駅にて。(拡大>>)。


●渋谷駅
続いて、渋谷駅まで乗車。渋谷駅は、2008年の副都心線開通時期に、くまなく撮影しており、そんなに多く撮影する必要はないかと思いましたが、ホームに着くと予想以上に撮影しているファンや乗客が多く、それに釣られ、予定以上に撮影に熱中してしまいました。85年の歴史を示した垂れ幕がかかっている廃止直前の風景も貴重です。

130314_東急渋谷駅
▲営業終了直前の渋谷駅では、連日、撮影する人々でにぎわった。

130314_東急渋谷駅

130314_東急渋谷駅
▲4面4線の頭端式ホームを有した渋谷駅。

改札口近くには、東急線キャラクター「のるるん」の相互直通運転カウントダウンモニュメントがあり、この日が公開最終日でした。この横では、モニターに昔の渋谷駅の映像が映し出されていました。

130314_のるるんモニュメント・東急渋谷駅
▲東急線キャラクター「のるるん」のモニュメントと、渋谷駅の歴史を映し出すモニター。

渋谷駅は、1927年(昭和2年)、東京横浜電鉄の駅として開業。東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)に改修されて、その時に地上駅として最終的な形の4面4線のホームが完成しました。特徴あるかまぼこ型の屋根も、その時に造られたとのことです。

130314_東急渋谷駅
▲多くの垂れ幕で演出されたホーム。地上ホームは、85年の歴史に幕を下ろした。

130314_東急渋谷駅・東京メトロ7000系
▲試運転などのため、事前に貸し出された東京メトロ7000系で営業する列車。地上の渋谷駅のメトロ車入線シーンは貴重。

130314_東急渋谷駅
▲改札口前の独特な案内表示板も見納めとなった。

後編では、地上渋谷駅最終電車発車から相互直通運転開始当日に至るまでのレポートをお送りします。

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ラベル:渋谷 代官山
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