
車両の外側に付いていたマルコマークは、6月中に消滅。駅などのマルコマークについては、徐々に交換が続けられていますが、まだ残っている箇所もあり、もうしばらく”マルコ集め”ができそうです。
今となっても、マルコマークの消滅は、大変残念に思うところ。郵便会社が誕生して新しいマークができても、「〒」マークが残ってるように、Osaka Metroのマークは会社のマークとして、大阪地下鉄を表すマークとしてマルコマークを残したら良かったのにと思うところです。

▲定期券にもマルコマーク。他社では棒線が入る箇所に記されているというのは何ともユニーク。
駅の看板をはじめ、消火栓に至るまで、あらゆる所に使われていたマルコマーク。これほど、シンボルマークを多用した鉄道事業者が他にあったでしょうか。それほど、職員にも愛されていたマークだったのでしょう。
JALの鶴丸マークが復活したように、やはりこのマークは大切だったと、次に会社が生まれ変わるタイミング(100%民営化になる時など)で、マルコマークが復活してくれれば、あっぱれなのですが・・

▲消火栓にもマルコマーク。なんば駅にて。
レールブログでは、民営化前に「さよなら”大阪市交通局”と”マルコマーク”」の記事でマルコマークの記事をお送りしましたが、今回は、その際に掲載しきれなかったマルコマークの写真をお送りいたします。
●ピクトマーク

▲近鉄大阪上本町駅そばにある地下鉄乗り場を示す看板(谷町九丁目駅)。

▲東三国駅歩道橋の表示。駅名の文字は、かなり薄れてしまっているが、ピクトマークは、まだ新しそう。

▲東三国駅エレベータ乗り場を示す看板のピクトマークは縦長。
●他社コラボ

▲江坂駅歩道橋には、北急マークと並んでマルコマークが記されている。12月現在も残存。

▲江坂駅南改札口歩道橋のマルコマーク。

▲江坂駅エレベーター塔のピクトマークと北急マーク。

▲近鉄、阪神の表記と並ぶなんば駅入り口の看板。下は、なんばウォーク側入り口看板。
●路線図

▲駅に掲示の路線図(梅田駅にて)。3月中の早い時期に、全て新タイプのものに交換されてしまった。

▲車内に掲示の路線図。現在では、「地下鉄」とも「Osaka Metro」とも表記がないものに交換されている。

▲北大阪急行車内の路線図にもマルコマークが使われていた。3月末日までにマルコマーク無しのものに交換された。
●ひげ文字

▲本町駅入り口の古くからの「ひげ文字」書体で記された看板。

▲本町駅隣接ビル内のひげ文字看板。

▲鶴橋駅のひげ文字看板(左)。

▲肥後橋駅。ひげ文字でありながら、他の駅では見られないタイプのピクトマークが付いている珍しい看板。

▲朝潮橋駅駐輪場に設置のひげ文字看板。

▲九条駅駐輪場に設置の看板。こちらは、ひげ文字とピクトマークの組み合わせになっていた。

▲弁天町駅駐輪場に設置の看板。ひげ文字のタイプ(左)とゴシック体のタイプ(右)があった。
●周辺案内図

▲各駅の周辺案内図にもピクトマークが付いていた。

▲周辺案内図のピクトマークは、民営化前に、ほとんどの駅でマーク部分がシールで隠された。まれに隠されてない駅もある。

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