
▲デビュー以来、23年間親しまれたパステルブルーの800系(大谷駅・11月9日)。
京津線は、滋賀県大津市のびわ湖浜大津駅と京都市の御陵駅を結ぶ路線。1997年10月まで、京津線は浜大津−京津三条(京都市)間を結んでいましたが、御陵−三条間が廃止になり、それに代わって開通した京都市営地下鉄東西線に乗り入れることになりました。
800系は、京都市営地下鉄東西線への乗り入れに対応する車両としてデビュー。路面区間、山岳区間、地下鉄区間を走るため、それぞれに対応すべく、多彩な機能を備えた車両であるのが特徴です。

▲びわ湖浜大津−上栄町間の併用軌道をゆく800系(11月9日)。
ボディカラーは、琵琶湖の水面をイメージしたパステルブルーと日本の伝統色である灰白、刈安(黄)の3色を用いたもので、デビュー以来約20年、このカラーで親しまれてきました。
しかし、2017年3月、緑を基調とした京阪のコーポレートカラーに塗り替えられることが発表。それから、徐々に塗装変更が進み、2020年7月からは、残り1編成となっていました。
原色ボディカラーは、琵琶湖にふさわしく、とても明るく、さわやかなカラーであり、レールブログ個人としても、大変好きなカラーでした。同様に、このカラーのファンは多く、大変惜しまれつつ消えていくことになります。
運行終了前日と当日は、ほぼ1日を通して走る運用に就き、沿線には、至る所に撮影ファンの姿が見られました。

▲びわ湖浜大津駅手前の直角カーブを曲がる800系(11月10日)。

▲4両編成の800系が併用軌道を走る姿は、なかなかの迫力(びわ湖浜大津−上栄町・11月10日)。

▲山あいの大谷駅に停車中の800系・太秦天神川ゆき(11月10日)。

▲夕暮れ時の山あいをゆく800系・太秦天神川ゆき(大谷−追分・11月10日)。

▲地下線から駆け上がる800系。1997年の地下鉄東西線開通時は、この付近で線路切り替え工事が行われた(御陵−京阪山科・11月10日)。

▲併用軌道から専用軌道へと入る800系。電車用信号の矢印が点灯している(びわ湖浜大津−上栄町・11月10日)。
【動画】YouTubeレールブログチャンネル
11月10日のラストラン、びわ湖浜大津駅20時23分到着後、錦織車庫へ回送されました。石山坂本線三井寺駅通過の模様・・
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ラベル:大谷