これにより、これまで大阪駅に停車していなかった関空特急「はるか」と、和歌山方面を結ぶ特急「くろしお」が大阪駅に停車するようになりました。
また、これまで新大阪止まりだったおおさか東線の全列車が大阪駅まで乗り入れるようになりました。
▲工事が進行中のうめきた2期エリア内に設けられた新駅入口。
▲新ホームに停車中のおおさか東線普通列車(221系)。新ホームは2面4線の設備を持つ。
▲新ホームに停車中の関空特急「はるか」京都ゆき。
梅田貨物線の地下化により、誕生したうめきた新駅。これまで、地上の貨物線は、大阪駅から離れた所を通っていたため、大阪駅には停車できず課題となっていました。
契機となったのは、梅田貨物駅の廃止が決まったことでした。その跡地再開発に合わせて、梅田貨物線を大阪駅寄りに移設・地下化することになり、念願の大阪駅停車が実現しました。
▲新大阪側のトンネル開口部(車内から撮影)。
▲地下線東側(新大阪側)の線路切り替え工事箇所(車内から撮影)。
新線への切り替え工事は、今年2月11日から行われ、2月13日から運行を始めていましたが、今回の新駅開業まで、特急は通過運転となっていました。
▲おおさか東線は、主に23番線を使用する。
▲21番線には世界初の「フルスクリーンホームドア」を設置。
新ホームのうち、関空・和歌山方面の特急が止まる21番線には、車両により異なるドア位置にも、ドアが移動して対応できる世界初の「フルスクリーンホームドア」を設置。
また、顔認証改札機やAI技術を活用した案内サービスを導入するなど、新駅は新しい技術の実験場となっています。
▲顔認証改札機を設置したうめきた地下口改札口。
現在、特急は新駅から関空・和歌山方面へ、大阪環状線に乗り入れるルートを走っていますが、2031年春の開業を目指し建設中の「なにわ筋線」開業後は、そちらを経由することになります。
▲新ホームの先から西九条側地上への勾配部分が見える。
▲地下線西側(西九条側)の地下導入部。
▲地下線西側(西九条側)の線路切り替え工事箇所(東海道線車内から撮影)。
▲地下化により踏切1カ所が廃止になったが、福島駅前の踏切は健在。浄正橋踏切を通過する特急「くろしお」新大阪ゆき。
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