▲真新しい高架線をゆく9000形「箕面ラッピングトレイン」(箕面萱野−箕面船場阪大前・3月23日)
今回、江坂駅5時30分発の箕面萱野ゆき一番列車に乗車します。江坂駅は、北大阪急行の起点であり、この駅を接続駅として大阪メトロ御堂筋線と相互乗り入れしています。
まだ空は真っ暗で今日はあいにくの雨天。そんな中、そこそこの人数が一番列車に乗ろうとホームで待っています。この駅は大阪メトロの管理駅のため、表示類は全てメトロ仕様。その発車標に「箕面萱野」と表示されています。
▲箕面萱野ゆき一番列車の発車標。
そして定刻、入線してきたのは、メトロ30000系。天王寺始発の列車。今回、メトロでも開業記念ヘッドマークを付けた列車が走ると発表がされていますが、この編成は付いているものではありませんでした。
先頭車は結構混んでいる模様。添乗録音をすることもあり、モーター音を収録したいということで、モーターが付いている2両目に乗車しました。江坂駅は、メトロと言えども高架駅で、この辺りはずっと新御堂筋(国道423号線)の上下線の間を走っています。
▲箕面萱野ゆき一番列車はメトロ30000系(動画より)。
▲多くの乗客でにぎわう一番列車(江坂到着時・動画より)。
江坂を出て、まだそんなに混んでなかった2両目ですが、駅に着く度に乗客が増えてきました。そして、やがて地下に潜り、これまで終点だった千里中央駅(江坂から5.9km)をに到着しました。
ここは商業施設と一体になった吹き抜け構造の駅で、とても終着駅らしい駅だったのですが、今日からは途中駅となってしまいます。1970年(昭和45年)の開業以来、半世紀に渡って親しまれた千里中央ゆき列車は、昨日をもって消滅となりました。
▲半世紀に渡り終着駅として親しまれた千里中央駅。
千里中央では、特にたくさんの乗客で乗ってきて満員となりました。ここからいよいよ新線(2.5km)となります。千里中央を出て、真新しいシールドトンネルの区間に入ります。しばらくカーブを通り過ぎると、これまでの北急では、見たことがない加速。結構なスピードで次の箕面船場阪大前駅(1面2線)に到着しました。
▲高架線から地下線への移行部分をゆくメトロ21系(箕面萱野−箕面船場阪大前)。
ここは、丘の中にある地下駅。ここから萱野へは道路は急勾配を下って行きますが、線路は地下から真っすぐに突き抜けて高架線に移行します。すると、もう終着駅近くになりますので、列車は減速。21年前に箕面市によって先行開発された大型商業施設(みのおキューズモール)に直結する箕面萱野駅(1面2線)に到着しました。
▲一番列車から降り立った乗客で混み合う箕面萱野駅ホーム(動画より)。
▲新デザインとなった駅名標。
▲延伸区間は、基本運賃に60円が加算される。
向かい側には、次発列車として、開業記念ヘッドマークを付けた北急9000形が止まっていました。LEDでも「祝開業」の文字を表示しています。
そして、おやと思ったのは、駅メロ。これまで終着駅の千里中央駅のみで使われていた駅メロが箕面萱野駅へお引越ししていました。デパートもある千里中央駅らしいエレガントなメロディーなだけに、ここで鳴るのはちょっと違和感がありますが、馴染んでくるでしょうか。
▲箕面萱野駅で出迎えてくれた「祝延伸開業」ヘッドマーク付き列車。
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―――2024年3月26日 追記―――
本文中に、一番列車から降り立った乗客で混み合う箕面萱野駅ホームの写真を追掲載しました。