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2025年03月24日

泉北高速鉄道から南海泉北線へ

4月1日、泉北高速鉄道が南海電気鉄道と合併し、南海泉北線となります。それを前に「ありがとう泉北高速鉄道」ヘッドマーク付き列車や泉北高速鉄道の名が入った看板、ポスターなどを撮影して参りました(取材日:3月7日・21日、特記以外の写真は7日撮影)。

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▲「ありがとう泉北高速鉄道」ヘッドマークを掲出して走る3000系復刻デザイン電車(中百舌鳥)。

泉北高速鉄道は、泉北ニュータウンの足として、昭和46年(1971年)4月に中百舌鳥−泉ヶ丘間が開業。経営は、トラックターミナル運営のために、大阪府が昭和40年(1965年)に設立した第三セクター・大阪府都市開発株式会社が担うことになりました。当時、「泉北高速鉄道」は社名ではなく、鉄道事業の名称として使われていました。

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▲中百舌鳥駅付近で離合する5000系(左)と7020系。

その後、三度に渡って延伸が行われ、平成7年(1995年)4月には、現在の中百舌鳥−和泉中央間全線での運行が始まりました。

平成26年(2014年)7月、大阪府などが大阪府都市開発の株式を南海電気鉄道に譲渡し、南海の子会社となりました。また、社名を泉北高速鉄道株式会社に変更しました。

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▲3000系側面に掲げられた泉北社章。

そして、まもなく4月1日、泉北高速鉄道は南海電気鉄道と合併し、南海泉北線として新たなスタートを切ります。

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▲3月7日時点でまだ「SEMBOKU」ロゴの車両が数本残っていた。

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▲早くも「NANKAI」ロゴに変更された車両。昨年12月から変更作業に着手していたとのこと。

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▲ラッピング電車「​せんぼくん号」。せんぼくんのキャラクターは存続が決まった。

泉北高速鉄道は、開業当初から、南海と相互直通運転を行っているほか、昭和50年(1975年)に導入された3000系車両は、南海6200系に準じた設計とするなど、運用上は、従来から南海と密接な関係にありました。南海グループ入りして以降では、令和4年(2022年)に導入した9300系が南海8300系と共通設計となっています。

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▲泉ヶ丘駅に展示されているモザイクアートで作られたありがとうメッセージ(3月21日)。

今回の合併により、南海・泉北相互間の運賃値下げが行われます。初乗り運賃の二度払いを解消し、普通運賃(大人)で最大150円の値下げ(平均値下げ率:7.0%)となります。泉北線内各駅間の運賃に変更はないとのことです。

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▲泉北−南海相互間運賃値下げのPRが盛ん(中百舌鳥)。

合併を前に、泉北高速では3月1日から「ありがとう泉北高速鉄道」のヘッドマークを掲出を開始。3000系(復刻デザイン)1編成と、9300系2編成に、3月31日まで掲出されるということです。

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▲「ありがとう泉北高速鉄道」ヘッドマークを掲出して走る最新鋭9300系電車(栂・美木多・3月21日)。

また、合併による新運賃をPRするラッピング電車(5000系)が3月19日から運行を開始。南海がスポンサー契約している泉北高速沿線出身のプロゴルファー高木萌衣選手や泉北高速イメージキャラクター「せんぼくん」「ブラックせんぼくん」がデザインされています。なお、イメージキャラクターは、今後も存続することが決まりました。

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▲5000系を使用した新運賃PRラッピング電車(中百舌鳥・3月21日)。

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▲和泉中央駅、光明池駅の泉北仕様駅名標と南海仕様に取り換えられた泉ヶ丘駅駅名標。右下は、光明池駅駅舎看板(泉ヶ丘駅のみ3月21日撮影)。

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▲泉北社章が入った光明池駅ホーム柱の駅名表示も南海仕様(右・3月21日撮影)に取り換えられた。

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▲光明池駅の泉北仕様方面表示。車両は泉北ライナー運用のため、光明池車庫から出庫した12000系(3月21日)。

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▲ラッピング電車「​せんぼくん号」(中百舌鳥)。

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▲和泉中央駅の発車標。左上の泉北社章を使ったピクトマークは存続するとのこと。その隣は、南海高野線のピクトマーク。

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▲車内掲出の泉北路線図も見納め。

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▲合併を前に泉北車両に付けられた南海マーク。

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▲ホームの時刻表横に貼られていたQRマークを掲げたせんぼくん。

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▲車内掲出の泉北高速鉄道の名が入った広告も見納め。

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▲泉北線内ICカード利用で子供運賃50円は、合併後も継続される。

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▲物流事業は南海の事業として引き継がれる。

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▲大阪メトロなかもず駅の泉北高速鉄道案内表示。


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―――2025年4月2日 追記―――
本文中に下6枚の写真を追掲載しました。
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