
おおさか東線は、大阪府東部を走る城東貨物線を旅客化して、久宝寺(きゅうほうじ)−新大阪間(20.3km)を結ぶ路線。今回は、ほぼ半分の久宝寺−放出(はなてん)間(9.2km)が部分開業しました。建設は大阪府や大阪市などが出資する第3セクター・大阪外環状鉄道が行い、JR西日本が施設使用料を支払って運行する上下分離方式によるもの。貨物線を複線電化するとともに高架化工事が行われました。
久宝寺駅では関西本線(大和路線)と、放出駅では片町線(学研都市線)と連絡しており、朝ラッシュ時には奈良から北新地を経由し尼崎へ直通する「直通快速」が4本、夕ラッシュ時には、逆方向に直通快速が4本運行されています。それ以外はおおむね15分ごとに線内折り返しの普通列車のみの運行で7駅間を約15分で結んでいます。
この開通により、奈良方面から大阪北部へのアクセスが便利になりました。また、大阪市内から放射状に伸びている近鉄奈良線・大阪線や地下鉄中央線とも接続しているため、大阪市内へ出ることなく各線間の連絡がスムーズにできるようになりました。


▲放出駅東側。中央の2線がおおさか東線。右に折れて久宝寺へと向かう。




▲新設駅の1つJR長瀬駅。「JR」の冠が付いた駅が3駅誕生した。

▲高架化工事中に貨物列車が使用していた仮線。JR長瀬駅にて。

▲近鉄(上)と、ともに高架で交差するJR俊徳道駅付近。

▲新線開通に地元商店も盛り上がっている様子。JR俊徳道駅前にて。

▲おおさか東線のラインカラーは、ブルーグレー。
▲「直通快速」には、新造車両223系6000番台を投入。JR俊徳道にて。
近鉄は、この開通で減収となることを予想しているそうですが、来年には阪神なんば線開通により、近鉄奈良−阪神三宮間の直通運行が開始するため問題はなさそう。その際にはJRもおおさか東線の直通快速を増発するなど、何らかの対策が講じられることが予想されます。
新大阪へは、2011年度末の開業を目指しており、新大阪開業後は大阪東部からの新幹線へのアクセスが飛躍的に向上することになります。また、この頃には片町線や関西線からの新大阪直通列車が登場するなど、様々な運行系統の実現が予想されます。












