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2013年06月12日

しなの鉄道 国鉄急行形車両169系引退

4月29日、しなの鉄道の169系が引退しました。引退を前に、4月6日・7日の急行「信州」号運転の模様を撮影して参りました(遠征取材が続いたため、遅ればせながらのレポートとなります)。

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▲浅間山をバックに169系6両編成で走る急行信州号。中軽井沢−軽井沢間にて(4月7日)。

しなの鉄道は、1997年10月、長野新幹線開業に伴い、並行在来線となったJR信越本線篠ノ井−軽井沢間を引き継いで開業した鉄道です。この際、JR東日本から115系と共に169系が譲渡されました。

169系は、1968年(昭和43年)に国鉄でデビューした急行形車両。信越本線横川 - 軽井沢間(碓氷峠)の急勾配における補助機関車EF63形との協調運転を可能にするよう、165系を仕様変更して製造された車両です。

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▲長野新幹線の高架沿いをゆく急行信州号(S52編成)。上田ー信濃国分寺間にて(4月6日)。

165系では、碓氷峠におけるEF63形による牽引・推進運転を行う際の編成は8両に制限されていましたが、169系の登場により、協調運転が可能になり、12両編成での峠越えができるようになりました。

169系は、JRでは2003年に形式消滅しており、現在では、しなの鉄道に3編成(3両編成×3)が残るのみとなっていました。定期運転は、3月15日に終了しています。

130406_169系・急行信州・軽井沢駅
▲霧の中、軽井沢駅で出発を待つ急行信州3号(4月6日)。

さて、急行「信州」号は、リバイバル湘南色のS52編成を使用、3月2日(土)・24日(日)、4月6日(土)・7日(日)に、軽井沢―篠ノ井間で運行されました。そのうち、4月6日・7日の運行列車を撮影・乗車いたしました。

6日は、2往復運行のうち、1本目の信州2号を上田駅近くで撮影。1号、4号を戸倉−坂城間で撮影。そのあとは、雨の予報だったため、最後の3号を乗車に充てることにしました。

130406_169系・急行信州

130406_169系・急行信州

信州3号は、軽井沢15時49分発〜篠ノ井16時52分着。軽井沢で急行券(300円)を買って乗車し、定刻に発車。しばらくして、169系S51編成とすれ違いました。

130406_169系・運転台
▲クラシックな運転台。

130406_169系・車内
▲美しくリニューアルされている車内。

このS51編成は、坂城駅前に静態保存されることになったのを記念し、この日のみ運行されている急行「さかき」号(坂城−軽井沢間・1往復)。しな鉄色から湘南色に塗色変更され、この日が初お披露目でした。

130406_しなの鉄道急行券

信州3号は、昭和のモーター音をうならせ快適に走行。車内は、意外とガラ空きです。雨にもかかわらず、沿線には至る所でカメラを向けるファンが見られました。

約1時間で終着、篠ノ井に到着。同じ区間に乗っても、115系とは違う旅気分が味わえました。しばらくして回送として引き上げてゆきましたが、その後、レールブログは車庫のある戸倉駅へ移動。多くのファンと共に待ち構えていると、信州号の回送、のちにさかき号の回送がやってきて、それぞれの入庫シーンを見ることができました。

130406_115系・169系・戸倉駅
▲戸倉駅で並んだ信州号回送の169系(右)と115系。

130406_169系・戸倉駅
▲車両基地へ入庫する信州号回送の169系。戸倉駅にて。

翌7日は、S51とS52編成を連結して、湘南色6両編成での運転です。2往復4本全てを小諸駅近くや中軽井沢−軽井沢間で撮影。おおむね晴れていたものの、急に雨が降り出したり、一時はひょうが降ったり、不安定な天気でしたが、169系が来る時は、ほぼ晴れた状態になってくれました。

130407_169系・急行信州・小諸−平原間
▲小諸駅付近をゆく急行信州号6連(4月7日)。

130407_169系・軽井沢駅
▲S51編成(右)とS52編成の連結部。軽井沢駅にて(4月7日)。


【動画】YouTubeレールブログチャンネル
浅間山をバックに走る169系6連・急行信州号。中軽井沢−軽井沢間(屋敷裏踏切)にて(4月7日)・・


169系は、4月27日〜29日のさよなら運転をもって引退となりました。S51編成は、坂城町に無償譲渡され、5月25日から坂城駅前で保存展示されています。

130406_169系ラストランポスター
▲駅に掲出された169系ラストランポスター。

130407_169系・急行信州・軽井沢−中軽井沢間
▲軽井沢−中軽井沢間をゆく急行信州号6連(4月7日)。


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2013年05月27日

東急東横線・東京メトロ副都心線 直通運転開始(後編)

3月16日、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が始まりました。前編に続き、後編では、地上渋谷駅最終電車発車から相互直通運転開始当日に至るまでのレポートをお送りします(遠征取材が続いたため、遅ればせながらのレポートとなります)。

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▲相互直通運転開始当日の代官山駅を行く東急5050系。

●さよなら地上の渋谷駅
地上での営業最終日(15日)の23時すぎ、渋谷駅改札前を訪れたところ、改札前は、別れを惜しんで撮影する人々で大混雑していました。24時20分頃になって、入場券を買って改札内に入ると、中も大混雑。多くの警備員や応援の社員が投入され、整理にあたっていました。

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▲かまぼこ形の屋根など特徴的な外観だった地上の渋谷駅。最終日、営業終了直前の様子。

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▲営業終了目前、改札の内外で大混雑となった渋谷駅。

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▲ついに最終電車が表示された発車案内板。

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▲ついに入線した渋谷発の営業最終電車・各停元住吉ゆき。

渋谷発の最終電車は、0時44分発の各停・元住吉ゆき。混雑をかき分けて乗ろうとする人をとことん待って、約7分遅れて発車。その際、ホームの人達から拍手が沸き起こりました。

0時54分には渋谷着の最終電車(各停・0時49分着)が約5分遅れて到着。この電車は、切り替え工事に伴い、運休となった通常の最終各停(中目黒止まりに変更・代行バス運行)の代替として、増発された電車(急行武蔵小杉ゆきを各停として延長運転)。

0時56分に折り返し回送として発車し、再び、拍手が沸き起こりました。これが地上の渋谷駅を出る本当の最後の電車となりました。次の代官山駅では、この電車が通過した直後から切り替え工事が始まります。


【動画】YouTubeレールブログチャンネル
渋谷発最終(各停 元住吉ゆき)、渋谷着最終、最終回送発車の模様・・



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▲全ての電車が発車し、無表示となった発車案内板。

最後の電車が出ても、ホームには、大勢のファンが残っており、全ての人が改札を出るまで相当な時間がかかりました。

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▲終電発車後も大混雑する改札前。表示板には「運転を終了いたしました」の文字。

この後、しばらく改札前にいたところ、階下でポストカード(渋谷駅係員が描いた渋谷駅イラストを載せたもの)を配るということで、いただきに行きました。しかし、その流れで外へ出た間に、駅長のあいさつが行われたようで聞き逃してしまいました。


●ヒカリエ相直前夜祭
渋谷駅直結のヒカリエ(7階レストランフロア)では、この深夜に「渋谷ヒカリエ 朝まで相直前夜祭!」が行われました。午前2時からのメインイベントでは、FMサルース「TRAIN-TRAIN」の公開収録が行われ、レールブログも観覧。

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▲ヒカリエ相直前夜祭では、ラジオ番組「TRAIN-TRAIN」の公開収録が行われた。

MCは、久保田敦さん(鉄道カメラマン)、小林佳果さん(フリーアナウンサー)、ゲストに吉川正洋さん(ダーリンハニー)、岡安章介さん(ななめ45°)が登場し、東急をはじめとする鉄道トークで盛り上がりました。観客は、地上渋谷駅の最後を見てきて、直通運転の始発も見に行くという人ばかりでした。

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▲多くの鉄道ファンが訪れた「TRAIN-TRAIN」公開収録の会場。

また、渋谷駅周辺のジオラマ展示や、東急線キャラクター「のるるん」の撮影会も行われました。

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▲ヒカリエと地上の東急渋谷駅が同時に存在したわずか1年程の風景を再現したジオラマが展示された。


●代官山駅付近切り替え工事
午前3時半頃、渋谷ヒカリエから歩いて、地下化切り替え工事が行われている代官山駅付近へ行きました。深夜と言えども、今夜は鉄道ファンらしき人がたくさん周辺をうろうろしています。しかし、駅周辺全ての道路が閉鎖されており、切り替え工事現場に近づくことはできませんでした。辛うじて様子が伺える場所に鉄道ファンや近所の人達が集まっていました。

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▲切り替え工事中の代官山駅付近。

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▲切り替え工事中の渋谷一号踏切(代官山駅そば)と、崖の上から見物する人々。

この切り替え工事には、東急電鉄と東急建設が独自に開発した「STRUM(ストラム)工法」を採用。約1,200人の作業員が投入され、終電から始発までの約4時間で、現行線の直下に建設された地下線へ切り替えるという特殊な工事が行われています。


●相互直通運転一番電車
開通後、5時17分発の渋谷へ向かう一番電車(各停 和光市ゆき)に乗るため、代官山駅へ。早朝ながら、ホームには同じく一番電車に乗ろうとする人達がたくさんいました。こんな短い時間で、直下への切り替え工事が終わったとは信じがたい気持ちです。なお、渋谷からの一番電車は、渋谷5時発(各停)で、すでにこの代官山駅を通り、元町・中華街に向かっています。

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▲早朝から賑わう渋谷方面ゆき一番電車到着直前の代官山駅。

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▲やや遅れて到着した渋谷方面ゆき一番電車。

少し遅れて5時19分に一番電車が到着。約4分遅れの5時21分に出発し、すぐに昨夜まで地上線だった所を地下に潜り出しました。


【動画】YouTubeレールブログチャンネル
代官山から渋谷への一番電車(各停 和光市ゆき・5050系)乗車の模様・・



5時23分に地下の渋谷駅に到着。下車して相互直通開始直後の運行の様子をしばらく見ました。ここは東急管理駅ですが、5年前から東京メトロ副都心線が単独で使っていた駅。東急の乗り入れ開始により、2面4線のうち封鎖されていた中2線の使用も開始されました。

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▲相互直通運転開始により、中2線の使用も開始された渋谷駅。

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▲副都心線・東横線双方のラインカラーが表示され、両線の境界駅であることが分かる新しい駅名標。

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▲相互直通運転PRのステッカーが付いた東急の車両。

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▲渋谷駅明治神宮前方。暫定的な電車見物スポットがあった場所も線路になった。

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▲渋谷駅の東横・副都心線ホームの番線表示は、東急田園都市線・メトロ半蔵門線ホームの1・2番線から数えて、3・4・5・6番線となっている。

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▲渋谷駅代官山方。壁面だった所に線路ができて、東横線(横浜方面)へつながった。


【動画】YouTubeレールブログチャンネル
渋谷駅上下線発車メロディーとメトロ7000系発車の模様・・



●切り替え工事後の代官山駅
午後になって、切り替え工事後の様子を詳しく見るため、再び代官山駅へ。昨日まで平面だった軌道とホームが駅の中程から地下への傾斜になっています。

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▲ジャッキアップされた旧軌道の下をゆく西武6000系。

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▲ジャッキアップされた旧軌道桁。

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▲渋谷に加え、池袋、所沢、川越市の駅名が登場した新しい方面表示と、ホーム上の傾斜についての注意表示(右下)。

そして、駅の渋谷方にある構造物には、新軌道の上にジャッキアップされた旧軌道が残されており、これを歩道橋から撮影している人がたくさんいました。

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▲地下化切り替え前後の比較。切り替え前(左・3月14日撮影)に比べ、切り替え後(右)は、電車の走る高さがビルの半階分程度低くなっている(拡大 >>)。

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▲代官山駅ホーム(横浜方面)の切り替え前後比較。切り替え前(左・3月14日撮影)では、仮設ホーム面の下に傾斜が付いたコンクリートが見える。切り替え後(右)では、コンクリート部分がホーム表面となり、壁面の色が異なる部分で高さの変化が確認できる(拡大 >>)。


【動画】YouTubeレールブログチャンネル
代官山駅にて、メトロ7000系・東武50000系通過の模様・・



廃止になった代官山の踏切(渋谷一号踏切)へ行くと、警報機はカバーで覆われ 線路は柵で塞がれていました。今はこの直下を電車が走っています。

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▲線路が柵で塞がれた代官山駅そばの渋谷一号踏切。

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▲渋谷一号踏切から見た代官山駅方。旧軌道が外された部分に直下を通る新軌道が見える。


●旧渋谷駅
代官山から旧高架軌道沿いに歩いて渋谷へ向かいました。渋谷駅前の歩道橋から、電車も乗客もない旧渋谷駅が見えました。また、柵が立てられた改札口前からも空っぽの駅が見えました。

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▲廃止となった渋谷−代官山間の高架線。

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▲歩道橋から見た電車も乗客もない旧渋谷駅。

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▲改札口の柵ごしに見た旧渋谷駅。

この旧渋谷駅は、5月6日までイベントスペースとして使用され、 現在は本格的な解体作業が始まろうとしているところです。解体後は、高層駅ビルの建設や、離れた所にあって乗り換えが不便なJR埼京線ホームの移転用地として使われます。


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2013年05月12日

東急東横線・東京メトロ副都心線 直通運転開始(前編)

3月16日、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が始まりました。それに伴う地下化切り替え工事の現場となった代官山駅や、廃止となった東横線渋谷駅地上ホーム最終列車の発車など、3日間に渡り取材して参りました(遠征取材が続いたため、遅ればせながらのレポートとなります)。

130314_東急渋谷駅
▲営業終了前日の東横線渋谷駅地上ホーム。

東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始により、すでに行われていた副都心線と東武東上線、西武有楽町線・池袋線の3社直通運転と、東横線と横浜高速鉄道の2社直通運転がつながり、5社相互直通運転の誕生となりました。これにより、横浜と埼玉県西部方面の間が乗り換えなしで行けるようになりました。

東急東横線は、代官山−渋谷間(1.4km)を地下化して、すでに副都心線が営業していた地下の渋谷駅に直結。地上の渋谷駅は3月15日で85年の歴史に幕を閉じることになりました。

代官山駅付近では、最終列車運行後に、直下に造られた地下線へ切り替えるという最新工法による切り替え工事が、始発までの約4時間弱の間に行われました。

●代官山駅付近
さて、今回一番に訪れたのは、直通開始2日前(3月14日)の代官山駅。JR恵比寿駅から歩いて向かったところ、地下化で消滅する代官山駅渋谷側の「渋谷一号踏切」にたどり着きました。

130314_東急・渋谷1号踏切
▲代官山の名風景、渋谷1号踏切には、写真に記録しようとする人がたくさんいた。

切り通しになった道路と交差する何とも趣のある踏切。鉄道ファンならずとも、親しんだ風景を記録しようと、たくさんの人が写真を撮っていました。

130314_東急代官山駅付近
▲渋谷1号踏切から見た渋谷方。この直下に地下線ができている。

130314_東急代官山駅付近
▲渋谷1号踏切から見た代官山方。奥の代官山駅から傾斜が始まり、手前の地下に潜る。

そして、代官山駅へ。駅の上を通る歩道橋があり、切り替え工事当日は、ここから工事が見られるかも知れないと思いましたが、残念ながら工事中は閉鎖するとの貼り紙がありました。

130314_東急代官山駅
▲駅上の歩道橋から見た代官山駅。ここから奥の渋谷方に向かって地下に潜ることになる。

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▲手前渋谷側の大部分が仮設構造物に置き換わっている代官山駅。

続いてホームへ。ここでももちろん、多くのファンが撮影しています。ここは、一夜にして直下に造られた地下線へ切り替えが行われるという現場。

130314_東急代官山駅
▲代官山駅の渋谷側には、軌道をジャッキアップするための構造物が準備されている。

一般に鉄道の地下化では、現行線や仮線の横に地下入り口が造られ、左右方向の切り替え工事が行われますが、ここでは、東急電鉄と東急建設が独自に開発した「STRUM(ストラム)工法」を採用し、上下方向の切り替え工事が行われます。この付近は建物が密集しているため、用地確保が困難な場所に有用なこの工法が採用されました。

130314_東急代官山駅
▲ホーム端から見た渋谷1号踏切。切り替え工事後は地下への下り坂になる部分。

130314_東急代官山駅
▲代官山駅のホーム中程。板敷きのホームの下に、切り替え工事後のホーム表面になる傾斜したコンクリート部分が見える。

このホームの途中から地下への下り坂になるとのことで、渋谷寄りの軌道とホームは仮設のものに置き換わっています。その下には、新しい軌道がすでに造られており、切り替え工事の際は、数時間で仮の軌道が外されるなどし、下り坂に変貌することになります。

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▲すでに準備された新しい案内表示の上に貼られた「渋谷方面」の表示。

130314_東急代官山駅・ダイヤ改正・運休ポスター
▲ダイヤ改正と、切り替え工事に伴う一部運休を告知するポスター。代官山駅にて。(拡大>>)。


●渋谷駅
続いて、渋谷駅まで乗車。渋谷駅は、2008年の副都心線開通時期に、くまなく撮影しており、そんなに多く撮影する必要はないかと思いましたが、ホームに着くと予想以上に撮影しているファンや乗客が多く、それに釣られ、予定以上に撮影に熱中してしまいました。85年の歴史を示した垂れ幕がかかっている廃止直前の風景も貴重です。

130314_東急渋谷駅
▲営業終了直前の渋谷駅では、連日、撮影する人々でにぎわった。

130314_東急渋谷駅

130314_東急渋谷駅
▲4面4線の頭端式ホームを有した渋谷駅。

改札口近くには、東急線キャラクター「のるるん」の相互直通運転カウントダウンモニュメントがあり、この日が公開最終日でした。この横では、モニターに昔の渋谷駅の映像が映し出されていました。

130314_のるるんモニュメント・東急渋谷駅
▲東急線キャラクター「のるるん」のモニュメントと、渋谷駅の歴史を映し出すモニター。

渋谷駅は、1927年(昭和2年)、東京横浜電鉄の駅として開業。東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)に改修されて、その時に地上駅として最終的な形の4面4線のホームが完成しました。特徴あるかまぼこ型の屋根も、その時に造られたとのことです。

130314_東急渋谷駅
▲多くの垂れ幕で演出されたホーム。地上ホームは、85年の歴史に幕を下ろした。

130314_東急渋谷駅・東京メトロ7000系
▲試運転などのため、事前に貸し出された東京メトロ7000系で営業する列車。地上の渋谷駅のメトロ車入線シーンは貴重。

130314_東急渋谷駅
▲改札口前の独特な案内表示板も見納めとなった。

後編では、地上渋谷駅最終電車発車から相互直通運転開始当日に至るまでのレポートをお送りします。

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2012年10月16日

鉄道の日記念イベント「駅祭ティング2012 in OCAT」

10月14日(日)は、近畿運輸局の第19回「鉄道の日」記念イベント「駅祭ティング2012 in OCAT」へ行って参りました。

121014_駅祭ティング2012 in OCAT・斉藤雪乃

10月14日は、明治5年(1872年)に、我が国で最初の鉄道が新橋〜横浜(現・桜木町)間に開通した日であることから「鉄道の日」と定められています。今年は日曜日と重なり、鉄道の日当日のイベント開催となりました。

121014_駅祭ティング2012 in OCAT・斉藤雪乃・生田展子
▲斉藤雪乃さん(右)と司会の生田展子さん。

今年も、関西を中心に活躍する人気の鉄道タレント・斉藤雪乃さんのトークショーが行われ、鉄道の話題で盛り上がりました。

斉藤雪乃さんは、3年連続の出演。今年も自前の鉄道会社の制服風のコスチュームで登場し、この1年間の活躍を総括。JR大阪駅一日駅長の体験や、「トワイライトエクスプレス」乗車のエピソードなどを披露しました。

121014_駅祭ティング2012 in OCAT・斉藤雪乃

鉄道各社によるPRステージでは、話題の近鉄新型特急「しまかぜ」や京阪の新型車両13000系の紹介、各社の鉄道の日イベントの紹介などのほか、クイズ大会を行った鉄道会社もありました。

121014_駅祭ティング2012 in OCAT・京阪
▲びわこ号復活プロジェクトなどを紹介した京阪。

121014_駅祭ティング2012 in OCAT・大阪市交通局
▲新マスコット「にゃんばろう」と登場した大阪市交通局。

121014_駅祭ティング2012 in OCAT・智頭急行
▲「スーパーはくとくん」と女性車掌が登場した智頭急行。

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▲建設中の新駅「西山天王山駅」などを紹介した阪急。

また、昨年に続いて、東日本大震災により被災した鉄道会社の支援を目的に、鉄道各社から出品された鉄道部品などのチャリティーオークションが行われたほか、鉄道各社によるグッズ販売コーナーやNゲージ鉄道模型の運転コーナーも開設されました。

121014_駅祭ティング2012 in OCAT・鉄道グッズ販売コーナー
▲鉄道グッズ販売コーナー

121014_駅祭ティング2012 in OCAT・鉄道模型運転コーナー
▲鉄道模型運転コーナー

121014_駅祭ティング2012 in OCAT・斉藤雪乃


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駅祭ティング2010 in OCAT
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2012年06月19日

長野電鉄 屋代線廃止 90年の歴史に幕

3月31日、長野電鉄屋代線が廃止になりました。3月末の3日間に渡り取材した長野電鉄のレポート。2000系引退のレポートに続いて、今回は屋代線廃止のレポートをお送りします。(遠征取材が続いたため、遅ればせながらのレポートとなります。写真は全て3月31日撮影)。

120331_長野電鉄3600系・須坂駅
▲須坂駅で出発を待つ屋代ゆき3600系。廃止前の混雑に対応するため、長野線用の3600系3両編成(L2編成)が投入された。

屋代線は、屋代(千曲市)−須坂(須坂市)を結ぶ24.4kmの路線。1922年(大正11年)に、前身の河東鉄道が屋代−須坂間を開業しました。1925年(大正14年)には、木島まで延伸。1926年(大正15年)、長野電気鉄道と合併し、長野電鉄河東線となりました。その後、2002年には、信州中野−木島間が廃止となり、屋代−須坂間は屋代線(これまでの通称が正式線名に)に改称されました。

開業当初は、非電化で蒸気機関車が走っていましたが、1926年(大正15年)に電化。生糸や石炭などを運ぶ貨物列車が多く走ったほか、国鉄上野駅からの急行(「志賀」「丸池」など)が屋代から湯田中まで乗り入れていた時代もありました(1937年〜1982年)。

近年は、普通列車のみが屋代−須坂間を往復し、昼間は約90分毎の運行。運賃箱を備えた3500系(元営団3000系)2両編成によるワンマン運行が行われていました。

120331_須坂駅

120331_長野電鉄3600系・松代駅
▲松代駅を出発する須坂ゆき3600系。

120331_長野電鉄3500系・松代駅
▲松代駅に停車中の屋代ゆき3500系。

4月1日からは、長電バスが廃線跡に沿って代替バス(屋代須坂線)の運行を開始。運賃は屋代線のものがそのまま適用され、1日15往復運行しています。

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▲すでに設置されていた翌日からの代替バス「松代駅」バス停。鉄道が廃止になっても停留所名に「駅」が付いている。

屋代線の廃止に反対していた沿線の松代住民自治協議会などは、廃線跡を利用し、LRTを走らせる構想を市に提案しています。現代では旅客流動と一致していなかった屋代線ルートに限定せず、松代から善光寺やJR長野駅へ結ぶ構想です。城下町の松代がJR長野駅などと直接結ばれることにより、観光地として大きく発展する可能性が期待できます。

120331_長野電鉄信濃川田駅
▲大正11年(1922年)の開業当時の木造駅舎が残る信濃川田駅。


●「ゆけむり」による臨時急行を運転
屋代線最終日の3月31日は、須坂−屋代間に普通3往復、須坂−松代間に急行1往復の臨時列車を運転。急行には1000系「ゆけむり」が充当されるというサプライズがありました(普通運賃のみで乗車可能)。

120331_長野電鉄1000系「ゆけむり」・松代駅
▲臨時急行に充当された「ゆけむり」。松代駅にて。

松代駅では、和太鼓の演奏やグッズ販売など、地元主催による屋代線ファイナルイベントが開催されました。臨時急行としてやってきた「ゆけむり」が、折り返し出発するまでの間、休憩所として開放(9時13分〜16時11分)。あいにくの雨天ながら、終日、多くのファンでにぎわいました。

120331_長野電鉄松代駅
▲最後のにぎわいを見せた松代駅。

120331_長野電鉄松代駅
▲松代駅も開業当時からの木造駅舎が残る駅。

120331_長野電鉄松代駅
▲屋代線は、ちょうど今年開業90年だった。松代駅にて。


●屋代発 定期最終列車に乗車
屋代線最終日。レールブログは、屋代発須坂ゆきの定期最終列車(430列車)に乗車することにいたしました。最終列車は、この屋代発須坂ゆき(21時26分発)のほか、須坂発松代ゆき(21時46分発)、松代発須坂ゆき(22時19分発)があり(全て普通列車)、いずれも乗車すると乗車証明書がもらえます。

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▲しなの鉄道と共用の屋代駅は、一番奥が長野電鉄乗り場。

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▲定期最終列車の3600系と乗車する人々の行列(屋代駅)。

出発の1時間少々前の20時20分頃に屋代駅に入ると、すでにホームで行列ができていました。徐々に行列は延びてゆき、ホームはファンで一杯に・・。そして、21時10分頃、最終の3600系(3652・L2)3両編成が到着。乗車証明書をいただき乗車しました。

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▲地元の人々に見送られ、まもなく定期最終列車発車(屋代駅)。


車内は大混雑になるかと思いましたが、意外と全員が乗車し終わっても、まだ余裕がありました。ホームでは、ちょっとしたセレモニーが行われ、21時26分発のところ、2分程遅れて出発。地元の人々に見送られて列車は走り出しました。

途中各駅でも地元の人々が手を振ってお見送りしていました。そして、松代駅に着くと、隣に屋代へ向かう2000系D編成の姿が・・。本日引退する2000系D編成に乗って、屋代線のラストを走るという「ありがとう・さようなら屋代線 ファイナルツアー」の貸切列車です。この列車は屋代(22:35頃発)で折り返し、定期最終列車の後を走る本当の営業最終列車となります。

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▲松代では、ファイナルツアー貸切列車の2000系と行き違い。

120331_屋代発定期最終列車車内・3600系
▲屋代発、定期最終列車の車内。

一方、乗車中の須坂ゆきは、この松代駅で扉が開くと、乗客がドドっと降りてゆきました。松代からは、定期列車としては時間的に本当の最終となる22時19分発の普通須坂ゆきが出るのです。しかし、レールブログは、そのまま乗車。屋代発としては、これが最終列車であることに変わりありません。

120331_屋代発定期最終列車
▲途中各駅でも、地元の人々がお見送り。

終着、須坂には、22時2分到着のところ15分程遅れて到着。多くのファンが松代で降りたため、少ないファンに見送られて、列車は引き上げて行きました。

120331_長野電鉄須坂駅・屋代発定期最終列車・3600系
▲終着、須坂に到着した屋代発、定期最終列車。

この時、驚いたことに、向かいのホームには、1年前に引退したマルーンの2000系A編成が3500系と連結されて停車していました。この編成は、松代発の定期最終列車到着後に、展示保存場所として検討されている屋代線信濃川田駅へ移動。綿内駅では、ラストランの2000系D編成と行き違ったとのことです。

120331_長野電鉄2000系A編成・3500系・須坂駅
▲3500系と連結され出発を待つ2000系A編成(左)。須坂駅にて。

120402_屋代発最終列車(430列車)乗車証明書
▲屋代発最終列車 乗車証明書


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ラベル:廃線 長野
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