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2023年03月22日

大阪駅 新地下ホーム(うめきた新駅)開業

3月18日(土)、JR全国ダイヤ改正に合わせ、大阪駅の新地下ホーム(21〜24番線・通称:うめきた新駅)が開業しました。

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これにより、これまで大阪駅に停車していなかった関空特急「はるか」と、和歌山方面を結ぶ特急「くろしお」が大阪駅に停車するようになりました。

また、これまで新大阪止まりだったおおさか東線の全列車が大阪駅まで乗り入れるようになりました。

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▲工事が進行中のうめきた2期エリア内に設けられた新駅入口。

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▲新ホームに停車中のおおさか東線普通列車(221系)。新ホームは2面4線の設備を持つ。

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▲新ホームに停車中の関空特急「はるか」京都ゆき。

梅田貨物線の地下化により、誕生したうめきた新駅。これまで、地上の貨物線は、大阪駅から離れた所を通っていたため、大阪駅には停車できず課題となっていました。

契機となったのは、梅田貨物駅の廃止が決まったことでした。その跡地再開発に合わせて、梅田貨物線を大阪駅寄りに移設・地下化することになり、念願の大阪駅停車が実現しました。

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▲新大阪側のトンネル開口部(車内から撮影)。

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▲地下線東側(新大阪側)の線路切り替え工事箇所(車内から撮影)。

新線への切り替え工事は、今年2月11日から行われ、2月13日から運行を始めていましたが、今回の新駅開業まで、特急は通過運転となっていました。

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▲おおさか東線は、主に23番線を使用する。

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▲21番線には世界初の「フルスクリーンホームドア」を設置。

新ホームのうち、関空・和歌山方面の特急が止まる21番線には、車両により異なるドア位置にも、ドアが移動して対応できる世界初の「フルスクリーンホームドア」を設置。

また、顔認証改札機やAI技術を活用した案内サービスを導入するなど、新駅は新しい技術の実験場となっています。

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▲顔認証改札機を設置したうめきた地下口改札口。

現在、特急は新駅から関空・和歌山方面へ、大阪環状線に乗り入れるルートを走っていますが、2031年春の開業を目指し建設中の「なにわ筋線」開業後は、そちらを経由することになります。

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▲新ホームの先から西九条側地上への勾配部分が見える。

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▲地下線西側(西九条側)の地下導入部。

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▲地下線西側(西九条側)の線路切り替え工事箇所(東海道線車内から撮影)。

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▲地下化により踏切1カ所が廃止になったが、福島駅前の踏切は健在。浄正橋踏切を通過する特急「くろしお」新大阪ゆき。

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ラベル:新駅 大阪
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2023年02月05日

地下化目前 まもなく消える梅田貨物線地上ルート

まもなく地下化により、大部分が見納めとなる梅田貨物線地上ルートを見てきました。

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▲梅田貨物駅跡地のうめきた2期工事を背景に地上線をゆく貨物列車。

1928年(昭和3年)の梅田貨物駅開業以来使われてきた梅田貨物線。正式には東海道線の支線となっています。国鉄時代は貨物列車のみが走っていましたが、JR西日本発足後は、新大阪から大阪環状線へ短絡し、和歌山・関空方面へ行く特急列車も運行されるようになりました。

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▲梅田信号場をゆく関空特急「はるか」。

梅田貨物線は、大阪駅から少し離れた場所を通っているため、特急列車の「はるか」「くろしお」」は大阪駅に止まることができず、課題となっていました。

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▲地下化により廃止となる西梅田一番踏切をゆく関空特急「はるか」。

その後、2013年3月には、梅田貨物駅が廃止に。跡地開発により、貨物線を大阪駅寄りに移設・地下化されることになり、建設が進められていました。

これにより、まもなく3月18日、同線に大阪駅新地下ホームが開業。念願であったこれら特急列車の大阪駅停車が実現します。また、新大阪止まりだったおおさか東線の列車がここまで乗り入れることになります。

これまで「北梅田駅」や「うめきた新駅」の仮称で呼ばれてきた同駅ですが、大阪駅の新ホームという扱いとなっており、従来の大阪駅と改札内で直結されます。

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▲地下線東側(新大阪側)のトンネル入り口。

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▲地下線東側(新大阪側)のトンネルへと下る線路。奥は現行線。

新地下ホーム開業に先立ち、2月13日から新地下線が供用されることになっており、まもなく地上ルートは見納めとなります。

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▲中津付近の低いガードをゆく特急「くろしお」。

線路切り替え工事は、2月11日夜から13日早朝にかけて行われ、12日の特急列車は運休となります(くろしおは、和歌山方面−天王寺で折り返し)。供用開始後も、特急列車は、3月18日の大阪駅新ホーム開業までは同駅を通過します。

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▲地下線西側(福島側)の線路切り替え箇所となる付近。地下へ下る線路上に仮受けして現行線が設置されている(東海道線車内から撮影)。

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▲福島側の仮受けした箇所をゆく関空特急「はるか」。

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ラベル:梅田貨物線 大阪
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2019年03月22日

JRおおさか東線が全線開業 新大阪−奈良直結

3月16日(土)、JRおおさか東線の新大阪−放出間が開業。2008年に部分開業していた放出−久宝寺間と合わせ、20.3kmの全線が開業しました。開業当日の模様を見てきました。

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▲全ての普通列車に国鉄時代製造の201系が使われている(新大阪ゆき、JR淡路にて)。

おおさか東線は、大阪府東部を走る城東貨物線(1929年〜1939年開業)を旅客化して、久宝寺−新大阪間(20.3km)を結ぶ路線。1999年に旅客化工事を着工。複線化と高架ではなかった区間の高架化も行われ、2008年3月に放出−久宝寺間(9.2km)が先行開業しました。

その後、残る新大阪−放出間の工事が続けられ、2013年10月には、名物だった貨物線と歩道の併用橋・通称「赤川鉄橋」(淀川橋りょう)の歩道が廃止。歩道だった部分に線路を敷いて複線化する工事が行われました。

南吹田駅付近は、貨物線から分岐して新大阪へつなぐため、新規高架線が建設されました。高架線から梅田貨物線に合流し、新大阪駅に到達します。

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▲直通快速は、関西線に乗り入れ奈良まで直通する。

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▲ずらりと並ぶ開業ポスターとリーフレット(城北公園通駅)。

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▲新大阪−南吹田間の梅田貨物線への合流部。右は東海道貨物線。左は東海道本線(久宝寺ゆき列車後方より撮影)。 

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▲南吹田−JR淡路間の城東貨物線との分岐部。右が貨物線、吹田貨物ターミナル方面。左がおおさか東線、南吹田駅方面(久宝寺ゆき列車後方より撮影)。

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▲多くの想い出が刻まれた赤川鉄橋の歩道があった部分(右側の線路)を列車が走る(久宝寺ゆき列車後方より撮影)。右上:歩道廃止目前の模様(2013年10月)。

おおさか東線は、大阪府や大阪市、東大阪市、吹田市、八尾市、JR西日本などが出資する第3セクター・大阪外環状鉄道が建設・保有をして、JR西日本が施設使用料を支払って運行する上下分離方式による路線です。

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▲「開業おまたせしました!」と文言があるのは、当初、全線同時開業の計画だったものが諸事情により、遅れに遅れたため(左:南吹田駅、右上:放出駅、右下:城北公園通駅)。

今回、新たに南吹田、JR淡路、城北公園通、JR野江の4駅が開業。JR淡路駅は阪急京都線・千里線との乗り換え駅、JR野江駅は京阪本線との乗り換え駅となりました。南吹田駅、城北公園通駅は、鉄道空白地帯にできた駅です。

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▲新設区間に開業した南吹田駅。多くの見物客が訪れた。

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▲南吹田駅の駅前には、吹田市により、ロータリーが整備された。

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▲とても広い空間が広がる南吹田駅改札内。大きな案内表示が掲げられている。

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▲盛土区間だった箇所を削って造られたJR淡路駅。商店街を通って、阪急に乗り換えができる。

全線開業により、奈良・大阪東部から新幹線新大阪駅へのアクセスが向上しました。これまで、JR東西線・おおさか東線を経由して尼崎−奈良間を結んでいた直通快速は、新大阪−奈良間にルートを変更。1日4往復の運行で、今回、新たにJR河内永和駅(近鉄奈良線乗り換え駅)、高井田中央駅(地下鉄中央線乗り換え駅)が停車駅に加わりました。

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▲新大阪駅1番線で出発を待つ直通快速奈良ゆき・207系。直通快速には、321系も使われる。


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▲放出駅で並ぶおおさか東線の上下普通列車(201系)。放出駅では片町線と方向別に同一ホームで乗り換えができる。


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▲放出−鴫野間は片町線との複々線区間。左は普通西明石ゆき(207系)。右は普通久宝寺ゆき(201系)。放出駅にて。

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▲ささやかながらも開業PRのラッピングが施された列車も運行。

今後、おおさか東線は、新大阪から先、うめきたに建設中の北梅田駅(仮称・2023年春開業予定)への乗り入れが計画されています。

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2014年03月27日

まもなく閉館 想い出の交通科学博物館へ

まもなく閉館する交通科学博物館へ行って参りました(取材日:3月20日)。

140320_交通科学博物館・0系新幹線・ML-500形リニアモーターカー
▲0系新幹線(奥)とML-500形リニアモーターカー。

交通科学博物館は、1962年(昭和37年)、大阪環状線全通を記念し、国鉄が開設。それ以来、52年間、鉄道ファンらに親しまれてきましたが、京都鉄道博物館が2016年(平成28年)春に開業するのに伴い、4月6日に閉館となります。

140320_交通科学博物館・151系
▲151系特急形電車「こだま」のモックアップ。

交通科学博物館(当時:交通科学館)は、幼少の頃、よく訪れた思い出の場所です。閉館する前にぜひもう一度行っておこうと、約30年ぶりに訪問しました。入館料は、400円(小人は100円)と大変お手軽。この日は、雨天の平日でしたが、閉館が近いとあって、老若男女たくさんの人が訪れていました。

かつては、かなり昭和チックな雰囲気だった印象ですが、入ってみますと、1993年(平成5年)に大幅リニューアルされたこともあり、かなり現代的に新しくなっていました。

140320_交通科学博物館

特にJR西日本を中心とした展示になっているのを見て、そういえばJR発足後初めての訪問なのだなぁと気づき、かなりの時代の流れがあったことを実感しました。JR発足当日に運転された「旅立ちJR西日本」号のヘッドマークやJR発足時の資料を見つけ、これには目を引かれました。

140320_交通科学博物館・「旅立ちJR西日本」号ヘッドマーク・国鉄ポスター
▲「旅立ちJR西日本」号ヘッドマーク(左)と、JR発足を告知する国鉄のポスター。

140320_交通科学博物館
▲JR発足当時の時刻表など。

多くが新しくなっていても、0系新幹線はもちろん、子供の頃、よく触り一番印象に残っている車掌スイッチを押してドアの開閉ができる大阪環状線101系電車は健在。また、当時、一番の楽しみだったHOケージ(1/80)の列車が走るジオラマの運転ショー(模型鉄道パノラマ室・レール総延長400m)も車両は新しくなっているものの変わらず行われていて、想い出に浸ることができました。

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▲2008年、鉄道記念物に指定された0系新幹線。トップナンバー4両が保存・展示されている。

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▲101系モックアップ

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▲101系車内。扉の開閉、パンタグラフの昇降などができる。

最新の博物館では、こういった鉄道ジオラマの運転ショーは、完全自動化されているそうですが、ここはオペレーターがリアルタイムにナレーションもしながら操作。一度に7列車を走らせ、ポイントの切り替えも手動で操作しているとのこと。当時、昼から夜に、そして、また朝に照明が変わる演出に感動したものですが、その演出も全く変わっていませんでした。

140320_交通科学博物館・模型鉄道パノラマ室

140320_交通科学博物館・模型鉄道パノラマ室

140320_交通科学博物館・模型鉄道パノラマ室
▲1日数回、運転ショーが行われるジオラマ。寝台特急が走る夜の演出も行われる(上3枚)。

ここは、JR大阪環状線弁天町駅の高架下にあるため、展示車両などを見ている時に、まるで効果音のように上を走る電車が走る音が聞こえてきて、それがまた雰囲気を盛り立ててくれておもしろいところでした。もちろん、ジオラマ運転ショーの途中にも聞こえてきます。

140320_交通科学博物館

140320_交通科学博物館

昼食は、食堂車として営業しているナシ20形車両(20系ブルートレインの食堂車)で駅弁を購入して、その車内でいただきました。平日は駅弁販売、土日祝はレストラン営業が行われていましたが、閉館が近く混雑するため、全日テイクアウト品の提供に切り替わっているとのこと。当時も食堂車を利用した記憶があります。

140320_交通科学博物館・ナシ20形食堂車
▲20系ブルートレインの食堂車だったナシ20形。

140320_交通科学博物館・ナシ20形食堂車
▲博物館の食堂として営業されているナシ20形食堂車。

140320_交通科学博物館・神戸デリカ弁当
▲神戸デリカ弁当(淡路屋)

17時30分の閉館時間まで、館内をくまなく見て回り、大量に写真を撮影しました。多くの保存車両や資料は、京都鉄道博物館に移されるということで一安心。想い出のある交通科学博物館が閉館するのは残念ですが、その役目が引き継がれ、2年後にオープンする京都鉄道博物館に期待したいと思います。

140324_201系・「さよなら交通科学博物館」ヘッドマーク・野田駅
▲大阪環状線で走る「さよなら交通科学博物館」ヘッドマーク掲出の201系。閉館日まで掲出される。野田にて(3月24日撮影)。

140324_「さよなら交通科学博物館」ヘッドマーク


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ラベル:博物館
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2013年11月04日

赤川鉄橋の歩道が閉鎖

10月31日、JR城東貨物線の「赤川鉄橋」の歩道部分が閉鎖になりました。閉鎖を前に、二度に渡り撮影して参りました。

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▲赤川鉄橋をゆく百済貨物ターミナルゆき貨物列車(10月28日撮影)。

通称「赤川鉄橋」(正式名称:淀川橋梁、全長:約610m)は、大阪の淀川に架かる珍しい鉄道と歩道の併用橋でした。1929年(昭和4年)に複線用の鉄橋として完成しましたが、貨物線は単線で開通し、空いたもう一線部分を大阪市が借り受けて、歩道の「赤川仮橋」(あかがわかりばし)として使われました。

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▲踏切に面する北側。上流側に歩道が設置されている(10月28日撮影)。

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▲貨物線の真横を通る木製の赤川仮橋(10月28日撮影)。

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▲吹田貨物ターミナル方面ゆき貨物列車(10月31日撮影)。

それから、84年、地元住民や鉄道ファンに親しまれてきましたが、複線の旅客路線「おおさか東線」として整備されることとなり、10月31日をもって歩道部分が閉鎖されることになりました。

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▲歩道閉鎖を告知する看板(北側)。歩道を管理する大阪市建設局とおおさか東線を建設する大阪外環状鉄道(株)の連絡先が記されている(10月28日撮影)。

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▲赤川仮橋に取り付けられている河川法許可標識板(10月28日撮影)。

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▲北東側から見た赤川鉄橋の全景。全長は約610m。(10月28日撮影)

10月28日と最終日の31日に訪問しましたが、閉鎖目前とあって、両日とも撮影する人々で大にぎわいでした。特に31日は最後とあって、夜になっても撮影を続ける人が多くいました。

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▲大いににぎわった閉鎖間際の月末(10月28日撮影)

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▲最終日も多くの人が詰めかけた(10月31日撮影)。

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▲歩道の真横に迫る貨物列車(10月31日撮影)。

赤川仮橋は、現在に至るまで木製で、木の温もりが昭和初期のノスタルジーを感じさせてくれました。数年前まで、床板も木製で、隙間から川が見えて、スリルがありましたが、現在では木の上に鉄板が張られ、歩きやすくなっていました。

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▲南側入り口と「赤川仮橋」の名標(10月28日撮影)。

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▲温もり感じる木製の分厚い手すり(10月31日撮影)。

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▲かつて隙間から川が見えた床面は、現在では鉄板が張られている(10月31日撮影)。

おおさか東線は、2008年に久宝寺−放出間が開業、現在、未開業区間の放出−新大阪間の工事が行われており、2019年春に開業する計画です。赤川仮橋の代替の橋は大阪市の財政難により建設中止となり、閉鎖後、歩行者は、約1km上流の菅原城北大橋を渡らなくてはならなくなりました。

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▲赤川鉄橋北側の複線化工事状況(10月28日撮影)。

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▲赤川鉄橋南側の複線化工事は、まだあまり手を付けられていない様子(10月28日撮影)。

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▲赤川仮橋閉鎖後、歩行者は約1km上流に見える菅原城北大橋を利用しなくてはならなくなった(10月28日撮影)。

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▲百済貨物ターミナルゆき貨物列車(10月31日撮影)。

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▲吹田貨物ターミナル方面ゆき貨物列車(10月28日撮影)。

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▲オレンジ色のライトがともり始めた夕刻の赤川仮橋(10月28日撮影)。

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▲赤川仮橋からは梅田のビル群も一望できた(10月28日撮影)。


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