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2013年11月04日

赤川鉄橋の歩道が閉鎖

10月31日、JR城東貨物線の「赤川鉄橋」の歩道部分が閉鎖になりました。閉鎖を前に、二度に渡り撮影して参りました。

131028_城東貨物線赤川鉄橋(淀川橋梁)・EF65
▲赤川鉄橋をゆく百済貨物ターミナルゆき貨物列車(10月28日撮影)。

通称「赤川鉄橋」(正式名称:淀川橋梁、全長:約610m)は、大阪の淀川に架かる珍しい鉄道と歩道の併用橋でした。1929年(昭和4年)に複線用の鉄橋として完成しましたが、貨物線は単線で開通し、空いたもう一線部分を大阪市が借り受けて、歩道の「赤川仮橋」(あかがわかりばし)として使われました。

131028_赤川鉄橋
▲踏切に面する北側。上流側に歩道が設置されている(10月28日撮影)。

131028_赤川鉄橋
▲貨物線の真横を通る木製の赤川仮橋(10月28日撮影)。

131031_城東貨物線赤川仮橋(淀川橋梁)・EF210
▲吹田貨物ターミナル方面ゆき貨物列車(10月31日撮影)。

それから、84年、地元住民や鉄道ファンに親しまれてきましたが、複線の旅客路線「おおさか東線」として整備されることとなり、10月31日をもって歩道部分が閉鎖されることになりました。

131028_赤川鉄橋
▲歩道閉鎖を告知する看板(北側)。歩道を管理する大阪市建設局とおおさか東線を建設する大阪外環状鉄道(株)の連絡先が記されている(10月28日撮影)。

131028_赤川仮橋
▲赤川仮橋に取り付けられている河川法許可標識板(10月28日撮影)。

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▲北東側から見た赤川鉄橋の全景。全長は約610m。(10月28日撮影)

10月28日と最終日の31日に訪問しましたが、閉鎖目前とあって、両日とも撮影する人々で大にぎわいでした。特に31日は最後とあって、夜になっても撮影を続ける人が多くいました。

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▲大いににぎわった閉鎖間際の月末(10月28日撮影)

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▲最終日も多くの人が詰めかけた(10月31日撮影)。

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▲歩道の真横に迫る貨物列車(10月31日撮影)。

赤川仮橋は、現在に至るまで木製で、木の温もりが昭和初期のノスタルジーを感じさせてくれました。数年前まで、床板も木製で、隙間から川が見えて、スリルがありましたが、現在では木の上に鉄板が張られ、歩きやすくなっていました。

131028_赤川仮橋
▲南側入り口と「赤川仮橋」の名標(10月28日撮影)。

131031_赤川仮橋
▲温もり感じる木製の分厚い手すり(10月31日撮影)。

131031_赤川仮橋
▲かつて隙間から川が見えた床面は、現在では鉄板が張られている(10月31日撮影)。

おおさか東線は、2008年に久宝寺−放出間が開業、現在、未開業区間の放出−新大阪間の工事が行われており、2019年春に開業する計画です。赤川仮橋の代替の橋は大阪市の財政難により建設中止となり、閉鎖後、歩行者は、約1km上流の菅原城北大橋を渡らなくてはならなくなりました。

131028_城東貨物線
▲赤川鉄橋北側の複線化工事状況(10月28日撮影)。

131028_城東貨物線
▲赤川鉄橋南側の複線化工事は、まだあまり手を付けられていない様子(10月28日撮影)。

131028_赤川鉄橋
▲赤川仮橋閉鎖後、歩行者は約1km上流に見える菅原城北大橋を利用しなくてはならなくなった(10月28日撮影)。

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▲百済貨物ターミナルゆき貨物列車(10月31日撮影)。

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▲吹田貨物ターミナル方面ゆき貨物列車(10月28日撮影)。

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▲オレンジ色のライトがともり始めた夕刻の赤川仮橋(10月28日撮影)。

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▲赤川仮橋からは梅田のビル群も一望できた(10月28日撮影)。


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2013年10月23日

鉄道の日記念イベント「駅祭ティング2013 in OCAT」

10月20日(日)は、近畿運輸局の第20回「鉄道の日」記念イベント「駅祭ティング2013 in OCAT」へ行って参りました。

131020_駅祭ティング2013 in OCAT・斉藤雪乃

10月14日は、明治5年(1872年)に、我が国で最初の鉄道が新橋〜横浜(現・桜木町)間に開通した日であることから「鉄道の日」と定められています。イベントが行われた20日は、あいにくの雨天となりましたが、多くの来場者でにぎわいました。

131020_駅祭ティング2013 in OCAT・斉藤雪乃・生田展子
▲斉藤雪乃さん(右)と司会の生田展子さん。

今年も、関西を中心に活躍する人気の鉄道タレント・斉藤雪乃さんのトークショーが行われ、鉄道の話題や、出演する読売テレビ「朝生ワイドす・またん!」やテレビ大阪「おとな旅あるき旅」の裏話などで盛り上がりました。

斉藤雪乃さんは、今年も自前の鉄道会社の制服風のコスチュームで登場。最近乗った鉄道で特に印象に残ったのは、能勢電とのこと。自然豊かな沿線風景に癒されたそうです。

131020_駅祭ティング2013 in OCAT・斉藤雪乃・生田展子

鉄道各社によるPRステージでは、阪堺の今夏にデビューした低床車両「堺トラム」、阪急の今秋デビューする新型車両1000系、近鉄の伊勢・志摩の観光列車「つどい」、大阪市営交通110周年記念「復刻ラッピング列車」などの紹介が行われました。

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▲「スーパーはくとくん」と女性車掌が登場した智頭急行。

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▲阪堺は、新型低床車両「堺トラム」をPR。

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▲阪急は、新型車両1000系と新駅「西山天王山駅」をPR(上2枚)。

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▲近鉄は、近鉄の伊勢・志摩の観光列車「つどい」をPR。

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▲ゆるキャラも勢揃い。左から、「にゃんばろう」(大阪市交通局)、「スーパーはくとくん」(智頭急行)、「テッピー」(国土交通省・鉄道の日キャラクター)、「カモノハシのイコちゃん」(JR西日本)、「ちん電くん」(阪堺)。

また、今年も、東日本大震災により被災した鉄道会社の支援を目的に、鉄道各社から出品された鉄道部品などのチャリティーオークションが行われたほか、鉄道各社によるグッズ販売コーナーやNゲージ鉄道模型の運転コーナーも開設されました。

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▲鉄道グッズ販売コーナー

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▲鉄道模型運転コーナー

131020_駅祭ティング2013 in OCAT・斉藤雪乃


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ラベル:イベント
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2013年10月16日

大阪市営地下鉄30系 さよなら特別運転

10月6日、大阪市営地下鉄30系のさよなら特別運転が行われました。

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▲一般営業列車として「さよなら30系 Last Run」最終日の運行に就く30系。八尾南駅にて(9月29日撮影)。

30系は、1968年(昭和43年)にデビュー。1970年(昭和45年)の万博に向け、輸送力を増強するため、御堂筋線に大量投入されました。その後、谷町線、四つ橋線、中央線などでも活躍。1984年(昭和59年)までに、363両が製造され、大阪市営地下鉄の一大勢力となりました。

30系は、1967年(昭和42年)に登場した試作車両7000・8000形をベースに設計。車体の長さは、従来の車両より1m長い18mとし、扉の数を片側3ヵ所から4ヵ所に増やしたことで、乗客増に対応しました。その後、7000・8000形は、30系に編入。また、北大阪急行の大阪市への譲渡を前提に製造され、万博輸送に活躍した7000・8000系も、のちに30系に編入されています。

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▲最後まで残った後期製造のアルミ車の側面は、同時期に製造された10系によく似たスタイル。八尾南駅にて(9月29日撮影)。

30系の廃車が始まったのは、1991年。冷房化率100%を目指す中、冷房非搭載の30系は、構造、費用面から冷房改造を受けるのが困難とされ、鉄道車両としてはまだ若い、20年少々で退くことになりました。

しかし、後期製造グループの13編成は、1992年から1996年にかけて冷房改造を受け、谷町線や四つ橋線で活躍。その後、谷町線に集約されて走り続けていました。

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▲冷房改造時に取り付けられた天井のローリーファン。冷房改造と同時に、車内は大幅にリニューアルされている。

30系には、アルミ車両とステンレス車両がありましたが、ステンレス車両は、今年3月に引退。アルミ車両2編成(1976年製造)を残すのみとなっていました。

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▲30系は、大阪市営地下鉄最後の運転室が中央貫通型の車両だった。


●さよなら30系 Last Run
引退を前に、「さよなら30系 Last Run」と題し、8月25日から9月29日までの毎日曜日(計6日)、大日−八尾南間を各日3往復(通常ダイヤで10時6分から15時58分まで)、ヘッドマークを付けた30系が定時運行されました。

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▲「さよなら30系 Last Run」最終日の運行で八尾南駅に停車中の30系。多くのファンが撮影や乗車に訪れた(9月29日撮影)。

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▲特別運転2日前、大日検車場にて、30系(49編成)、30000系、22系(左から)と3世代の車両が並んだ瞬間(10月4日撮影)。

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▲夕刻、30系(49編成)は、車庫の中程に移動し、イベントの準備のためか「臨時」の表示幕に・・。大日検車場にて(10月4日撮影)。

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▲特別運転2日前、特別運転に充当されることになる30系(45編成)は、大日検車場の洗車場らしき所に停車していた(10月4日撮影)。


【動画】YouTubeレールブログチャンネル
30系定期最終列車、運行中車内と大日駅回送発車の模様(9月29日撮影)・・


●さよなら30系 特別運転
特別運転は、10月6日(日)、一般募集された乗客を乗せ、谷町線 大日検車場(13時32分頃)から谷町四丁目(13時59分頃)を経由し、中央線 森ノ宮(14時16分頃)まで運行されました。

また、運行終了後、中央線 森ノ宮−大阪港間を往復する回送運転(森ノ宮[14時54分頃]→大阪港[15時10分頃〜15時14分頃]→森ノ宮[15時30分頃])が行われました。谷町線車両が中央線を走る上、地上区間に姿を見せることから、沿線各駅には多くのファンが集まりました。

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▲特別運転後の"さよなら回送運転"で中央線を走る30系。朝潮橋にて(10月6日撮影)。

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▲大阪港へ向かう30系。地上駅には特に多くのファンが訪れた。朝潮橋にて(10月6日撮影)。


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▲谷町四丁目駅には、30系のフォトギャラリーが設けられていた(10月6日撮影)(拡大 >>)。


【動画】YouTubeレールブログチャンネル
30系特別運転、天満橋駅通過と森ノ宮駅到着の模様・・


【動画】YouTubeレールブログチャンネル
30系 中央線回送運転、朝潮橋駅通過の模様・・



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2013年06月12日

しなの鉄道 国鉄急行形車両169系引退

4月29日、しなの鉄道の169系が引退しました。引退を前に、4月6日・7日の急行「信州」号運転の模様を撮影して参りました(遠征取材が続いたため、遅ればせながらのレポートとなります)。

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▲浅間山をバックに169系6両編成で走る急行信州号。中軽井沢−軽井沢間にて(4月7日)。

しなの鉄道は、1997年10月、長野新幹線開業に伴い、並行在来線となったJR信越本線篠ノ井−軽井沢間を引き継いで開業した鉄道です。この際、JR東日本から115系と共に169系が譲渡されました。

169系は、1968年(昭和43年)に国鉄でデビューした急行形車両。信越本線横川 - 軽井沢間(碓氷峠)の急勾配における補助機関車EF63形との協調運転を可能にするよう、165系を仕様変更して製造された車両です。

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▲長野新幹線の高架沿いをゆく急行信州号(S52編成)。上田ー信濃国分寺間にて(4月6日)。

165系では、碓氷峠におけるEF63形による牽引・推進運転を行う際の編成は8両に制限されていましたが、169系の登場により、協調運転が可能になり、12両編成での峠越えができるようになりました。

169系は、JRでは2003年に形式消滅しており、現在では、しなの鉄道に3編成(3両編成×3)が残るのみとなっていました。定期運転は、3月15日に終了しています。

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▲霧の中、軽井沢駅で出発を待つ急行信州3号(4月6日)。

さて、急行「信州」号は、リバイバル湘南色のS52編成を使用、3月2日(土)・24日(日)、4月6日(土)・7日(日)に、軽井沢―篠ノ井間で運行されました。そのうち、4月6日・7日の運行列車を撮影・乗車いたしました。

6日は、2往復運行のうち、1本目の信州2号を上田駅近くで撮影。1号、4号を戸倉−坂城間で撮影。そのあとは、雨の予報だったため、最後の3号を乗車に充てることにしました。

130406_169系・急行信州

130406_169系・急行信州

信州3号は、軽井沢15時49分発〜篠ノ井16時52分着。軽井沢で急行券(300円)を買って乗車し、定刻に発車。しばらくして、169系S51編成とすれ違いました。

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▲クラシックな運転台。

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▲美しくリニューアルされている車内。

このS51編成は、坂城駅前に静態保存されることになったのを記念し、この日のみ運行されている急行「さかき」号(坂城−軽井沢間・1往復)。しな鉄色から湘南色に塗色変更され、この日が初お披露目でした。

130406_しなの鉄道急行券

信州3号は、昭和のモーター音をうならせ快適に走行。車内は、意外とガラ空きです。雨にもかかわらず、沿線には至る所でカメラを向けるファンが見られました。

約1時間で終着、篠ノ井に到着。同じ区間に乗っても、115系とは違う旅気分が味わえました。しばらくして回送として引き上げてゆきましたが、その後、レールブログは車庫のある戸倉駅へ移動。多くのファンと共に待ち構えていると、信州号の回送、のちにさかき号の回送がやってきて、それぞれの入庫シーンを見ることができました。

130406_115系・169系・戸倉駅
▲戸倉駅で並んだ信州号回送の169系(右)と115系。

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▲車両基地へ入庫する信州号回送の169系。戸倉駅にて。

翌7日は、S51とS52編成を連結して、湘南色6両編成での運転です。2往復4本全てを小諸駅近くや中軽井沢−軽井沢間で撮影。おおむね晴れていたものの、急に雨が降り出したり、一時はひょうが降ったり、不安定な天気でしたが、169系が来る時は、ほぼ晴れた状態になってくれました。

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▲小諸駅付近をゆく急行信州号6連(4月7日)。

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▲S51編成(右)とS52編成の連結部。軽井沢駅にて(4月7日)。


【動画】YouTubeレールブログチャンネル
浅間山をバックに走る169系6連・急行信州号。中軽井沢−軽井沢間(屋敷裏踏切)にて(4月7日)・・


169系は、4月27日〜29日のさよなら運転をもって引退となりました。S51編成は、坂城町に無償譲渡され、5月25日から坂城駅前で保存展示されています。

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▲駅に掲出された169系ラストランポスター。

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▲軽井沢−中軽井沢間をゆく急行信州号6連(4月7日)。


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2013年05月27日

東急東横線・東京メトロ副都心線 直通運転開始(後編)

3月16日、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が始まりました。前編に続き、後編では、地上渋谷駅最終電車発車から相互直通運転開始当日に至るまでのレポートをお送りします(遠征取材が続いたため、遅ればせながらのレポートとなります)。

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▲相互直通運転開始当日の代官山駅を行く東急5050系。

●さよなら地上の渋谷駅
地上での営業最終日(15日)の23時すぎ、渋谷駅改札前を訪れたところ、改札前は、別れを惜しんで撮影する人々で大混雑していました。24時20分頃になって、入場券を買って改札内に入ると、中も大混雑。多くの警備員や応援の社員が投入され、整理にあたっていました。

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▲かまぼこ形の屋根など特徴的な外観だった地上の渋谷駅。最終日、営業終了直前の様子。

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▲営業終了目前、改札の内外で大混雑となった渋谷駅。

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▲ついに最終電車が表示された発車案内板。

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▲ついに入線した渋谷発の営業最終電車・各停元住吉ゆき。

渋谷発の最終電車は、0時44分発の各停・元住吉ゆき。混雑をかき分けて乗ろうとする人をとことん待って、約7分遅れて発車。その際、ホームの人達から拍手が沸き起こりました。

0時54分には渋谷着の最終電車(各停・0時49分着)が約5分遅れて到着。この電車は、切り替え工事に伴い、運休となった通常の最終各停(中目黒止まりに変更・代行バス運行)の代替として、増発された電車(急行武蔵小杉ゆきを各停として延長運転)。

0時56分に折り返し回送として発車し、再び、拍手が沸き起こりました。これが地上の渋谷駅を出る本当の最後の電車となりました。次の代官山駅では、この電車が通過した直後から切り替え工事が始まります。


【動画】YouTubeレールブログチャンネル
渋谷発最終(各停 元住吉ゆき)、渋谷着最終、最終回送発車の模様・・



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▲全ての電車が発車し、無表示となった発車案内板。

最後の電車が出ても、ホームには、大勢のファンが残っており、全ての人が改札を出るまで相当な時間がかかりました。

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▲終電発車後も大混雑する改札前。表示板には「運転を終了いたしました」の文字。

この後、しばらく改札前にいたところ、階下でポストカード(渋谷駅係員が描いた渋谷駅イラストを載せたもの)を配るということで、いただきに行きました。しかし、その流れで外へ出た間に、駅長のあいさつが行われたようで聞き逃してしまいました。


●ヒカリエ相直前夜祭
渋谷駅直結のヒカリエ(7階レストランフロア)では、この深夜に「渋谷ヒカリエ 朝まで相直前夜祭!」が行われました。午前2時からのメインイベントでは、FMサルース「TRAIN-TRAIN」の公開収録が行われ、レールブログも観覧。

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▲ヒカリエ相直前夜祭では、ラジオ番組「TRAIN-TRAIN」の公開収録が行われた。

MCは、久保田敦さん(鉄道カメラマン)、小林佳果さん(フリーアナウンサー)、ゲストに吉川正洋さん(ダーリンハニー)、岡安章介さん(ななめ45°)が登場し、東急をはじめとする鉄道トークで盛り上がりました。観客は、地上渋谷駅の最後を見てきて、直通運転の始発も見に行くという人ばかりでした。

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▲多くの鉄道ファンが訪れた「TRAIN-TRAIN」公開収録の会場。

また、渋谷駅周辺のジオラマ展示や、東急線キャラクター「のるるん」の撮影会も行われました。

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▲ヒカリエと地上の東急渋谷駅が同時に存在したわずか1年程の風景を再現したジオラマが展示された。


●代官山駅付近切り替え工事
午前3時半頃、渋谷ヒカリエから歩いて、地下化切り替え工事が行われている代官山駅付近へ行きました。深夜と言えども、今夜は鉄道ファンらしき人がたくさん周辺をうろうろしています。しかし、駅周辺全ての道路が閉鎖されており、切り替え工事現場に近づくことはできませんでした。辛うじて様子が伺える場所に鉄道ファンや近所の人達が集まっていました。

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▲切り替え工事中の代官山駅付近。

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▲切り替え工事中の渋谷一号踏切(代官山駅そば)と、崖の上から見物する人々。

この切り替え工事には、東急電鉄と東急建設が独自に開発した「STRUM(ストラム)工法」を採用。約1,200人の作業員が投入され、終電から始発までの約4時間で、現行線の直下に建設された地下線へ切り替えるという特殊な工事が行われています。


●相互直通運転一番電車
開通後、5時17分発の渋谷へ向かう一番電車(各停 和光市ゆき)に乗るため、代官山駅へ。早朝ながら、ホームには同じく一番電車に乗ろうとする人達がたくさんいました。こんな短い時間で、直下への切り替え工事が終わったとは信じがたい気持ちです。なお、渋谷からの一番電車は、渋谷5時発(各停)で、すでにこの代官山駅を通り、元町・中華街に向かっています。

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▲早朝から賑わう渋谷方面ゆき一番電車到着直前の代官山駅。

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▲やや遅れて到着した渋谷方面ゆき一番電車。

少し遅れて5時19分に一番電車が到着。約4分遅れの5時21分に出発し、すぐに昨夜まで地上線だった所を地下に潜り出しました。


【動画】YouTubeレールブログチャンネル
代官山から渋谷への一番電車(各停 和光市ゆき・5050系)乗車の模様・・



5時23分に地下の渋谷駅に到着。下車して相互直通開始直後の運行の様子をしばらく見ました。ここは東急管理駅ですが、5年前から東京メトロ副都心線が単独で使っていた駅。東急の乗り入れ開始により、2面4線のうち封鎖されていた中2線の使用も開始されました。

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▲相互直通運転開始により、中2線の使用も開始された渋谷駅。

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▲副都心線・東横線双方のラインカラーが表示され、両線の境界駅であることが分かる新しい駅名標。

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▲相互直通運転PRのステッカーが付いた東急の車両。

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▲渋谷駅明治神宮前方。暫定的な電車見物スポットがあった場所も線路になった。

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▲渋谷駅の東横・副都心線ホームの番線表示は、東急田園都市線・メトロ半蔵門線ホームの1・2番線から数えて、3・4・5・6番線となっている。

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▲渋谷駅代官山方。壁面だった所に線路ができて、東横線(横浜方面)へつながった。


【動画】YouTubeレールブログチャンネル
渋谷駅上下線発車メロディーとメトロ7000系発車の模様・・



●切り替え工事後の代官山駅
午後になって、切り替え工事後の様子を詳しく見るため、再び代官山駅へ。昨日まで平面だった軌道とホームが駅の中程から地下への傾斜になっています。

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▲ジャッキアップされた旧軌道の下をゆく西武6000系。

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▲ジャッキアップされた旧軌道桁。

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▲渋谷に加え、池袋、所沢、川越市の駅名が登場した新しい方面表示と、ホーム上の傾斜についての注意表示(右下)。

そして、駅の渋谷方にある構造物には、新軌道の上にジャッキアップされた旧軌道が残されており、これを歩道橋から撮影している人がたくさんいました。

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▲地下化切り替え前後の比較。切り替え前(左・3月14日撮影)に比べ、切り替え後(右)は、電車の走る高さがビルの半階分程度低くなっている(拡大 >>)。

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▲代官山駅ホーム(横浜方面)の切り替え前後比較。切り替え前(左・3月14日撮影)では、仮設ホーム面の下に傾斜が付いたコンクリートが見える。切り替え後(右)では、コンクリート部分がホーム表面となり、壁面の色が異なる部分で高さの変化が確認できる(拡大 >>)。


【動画】YouTubeレールブログチャンネル
代官山駅にて、メトロ7000系・東武50000系通過の模様・・



廃止になった代官山の踏切(渋谷一号踏切)へ行くと、警報機はカバーで覆われ 線路は柵で塞がれていました。今はこの直下を電車が走っています。

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▲線路が柵で塞がれた代官山駅そばの渋谷一号踏切。

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▲渋谷一号踏切から見た代官山駅方。旧軌道が外された部分に直下を通る新軌道が見える。


●旧渋谷駅
代官山から旧高架軌道沿いに歩いて渋谷へ向かいました。渋谷駅前の歩道橋から、電車も乗客もない旧渋谷駅が見えました。また、柵が立てられた改札口前からも空っぽの駅が見えました。

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▲廃止となった渋谷−代官山間の高架線。

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▲歩道橋から見た電車も乗客もない旧渋谷駅。

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▲改札口の柵ごしに見た旧渋谷駅。

この旧渋谷駅は、5月6日までイベントスペースとして使用され、 現在は本格的な解体作業が始まろうとしているところです。解体後は、高層駅ビルの建設や、離れた所にあって乗り換えが不便なJR埼京線ホームの移転用地として使われます。


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